はじめに
どうも、にわかです!
さて、今回は【リースボルシャック】について紹介します。
前に解説させていただきましたが、今回は《魂の呼び声》が入っていない、純粋なボルシャックの解説になります。
「ボルシャックの書」が発売されたことにより新たなカードを手に入れ、さらにパワーを上げました。
サイバー環境になってもその破壊力は健在で、有利とまではいきませんが勝ちパターンがいくつかあり、今環境でも熱いデッキとなっています。
前のボルシャックとどれくらい違うのか、是非見ていってください。
目次
【リースボルシャック】の特徴
【リースボルシャック】は、マナブーストからドラゴン達を大量に展開、そしてそのまま相手を圧殺するデッキです。
《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》を起点に、ドラゴンを踏み倒して打点を並べたり、相手の盤面を取ることで展開を防いだりしていきたいです。
《竜皇神ボルシャック・バクテラス》からの出力が上がったので相手を倒しに行くのも簡単になりました。
《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》《竜皇神ボルシャック・バクテラス》のパワーにより逆転を許さない破壊力を押し付けるのがこのデッキの特徴と言えるでしょう。(前と変わらず)
【リースボルシャック】サンプルリスト


このデッキの最もやりたい動きは《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》《竜皇神ボルシャック・バクテラス》をメインに、アーマード・ドラゴンを大量にタダ出しして相手を粉砕することです。
新しく加入した《ボルシャック・ロマネスク》がマナゾーンから革命チェンジを回収できるので、追加で《竜皇神ボルシャック・バクテラス》を出し打点を伸ばしたり、《時の法皇ミラダンテⅫ》《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》によってトリガーケアも可能です。
また、サンプルリストのほうには入れていないですが《宿禰マロン》もこのデッキの強化カードになっていて、《竜皇神ボルシャック・バクテラス》からめくれると《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》から出したいドラゴンを確定させることができます。
どんどん強化カードが出てきててうれしいですね。
採用カード解説
コンセプトカード
《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 光/火/自然 / パワー11000 / コスト7
■自分のマナゾーンにドラゴンが4枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■各ターンに一度、自分のドラゴンが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、出す。それ以外なら墓地に置く。
言わずと知れたボルシャックデッキの最強カードです。
最近は《ハッター・ルピア》をあまり見かけないので、前より高頻度で使うことができます。【水単サイバー】の《アイドル・ハート》をケアするために、打点が足りるなら攻撃を後回しにしたり、《竜皇神ボルシャック・バクテラス》を手札に残しておいたりしてタップ効果を温存したいです。
《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 光/火 / パワー17000 / コスト10
■革命チェンジ:コスト7以上の名前に《ボルシャック》とある多色クリーチャー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見て、その中から《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》ではないアーマードを好きな数出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
■自分の他のクリーチャーすべてに「ブロッカー」と「スピードアタッカー」を与える。
■各ターンの終わりに、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。
踏み倒して強いアーマードが増えたので、このカードも相対的に強くなりました。
また、チェンジ元のカードもふえていて、《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》がなくても簡単に出せるようになりました。
《ボルシャック・ロマネスク》

【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン / アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / 文明 光/火/自然 / パワー6000 / コスト7
■G・ストライク
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚をタップしてマナゾーンに置いてもよい。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
新たに加わったボルシャックです。マナ回収能力がとにかく優秀で、《竜皇神ボルシャック・バクテラス》はもちろん、《時の法皇ミラダンテⅫ》などの革命チェンジをとてもうまく使うことができます。
また、小テクとして、《キャディ・ビートル》がいるときに《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》攻撃、《竜皇神ボルシャック・バクテラス》のチェンジ宣言、《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》からこのカードをめくれるとチェンジが可能になるので、覚えておくといいことがあるかもしれません。
《メンデルスゾーン》

【 呪文 】
文明 火/自然 / コスト2
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分の山札の上から2枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からドラゴンをすべて、タップして自分のマナゾーンに置き、それ以外のカードを墓地に置く。
ずっと使われている最高峰のブーストカード。
《魂の呼び声》が抜けたことにより成功率が上がり、ある程度マナがたまっていること前提のデッキ構築ができるようになりました。
《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》

【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー6000+ / コスト6
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
────────────呪文────────────
カード名:決闘者・チャージャー
文明:火
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、《ボルシャック》と名前にあるカードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)
マナブースト兼手札リソースを回復してくるカード。
《ボルシャック・ロマネスク》の登場によりさらに強くなりました。マナが伸びていれば手札がない時に引いても展開に移れることが増えたので、マナはできるだけ伸ばしていきたいです。
《超竜ヴァルキリアス》

【 進化クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー13000 / コスト9
進化-自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、進化クリーチャーではない、種族にドラゴンとある自分のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
T・ブレイカー
やっぱり強かったカード。
よりマナを伸ばせるようになったので、野生でめくれた時にも強みを生かせるようになりました。
《地封龍ギャイア》、《禁断竜王Vol-Val-8》などフィニッシャーを連れてくるのが主な仕事です。
《禁断竜王Vol-Val-8》

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / 禁断 / 文明 水/火/自然 / パワー54321 / コスト9
■EXライフ
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
■自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。
前は形勢逆転のカードでしたが、今はフィニッシャーの役割をしてくれています。
【サイバー】のトリガーとして《ルード・ザーナ》をよく見ると思いますが、このカードは1回耐えてくれるので、4体破壊できるように立ち回っていればEXターンで勝ちに行くことができます。
水文明のカードが4枚入っているので、まれに素で召喚できます。
《時の法皇ミラダンテⅫ》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
環境が変わったことによりまた強くなったカードです。
《ボルシャック・ロマネスク》のおかげでゲームに絡みやすくなりました。
召喚をメインにするデッキ、7以下のクリーチャートリガーが流行っていることもあり、出せると殴り勝てる、もしくは次のターンに負けないのであると本当に勝率が上がります。
《竜皇神ボルシャック・バクテラス》からチェンジできるので、《竜皇神ボルシャック・バクテラス》の使いまわしにも出番があります。
《音響の精霊龍ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / ドレミ団 / 革命軍 / 文明 光/水 / パワー7000 / コスト7
■革命チェンジ:光または水のドラゴン(自分の光または水のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない。
────────────呪文────────────
カード名:「未来から来る、だからミラクル」
文明:光/水
コスト:6マナ
■カードを3枚引く。その後、コスト5以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
《時の法皇ミラダンテⅫ》と同じ感じで、フィニッシュに使いたい1枚です。
呪文デッキが減ってはいますが、《真気楼と誠偽感の決断》のデッキに刺さるので、採用はしておきたいです。
《地封龍ギャイア》

【 クリーチャー 】
種族 ガイア・コマンド・ドラゴン / 暴拳王国 / 文明 自然 / パワー18000 / コスト9
■Q・ブレイカー
■相手の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
今まで通り《超竜ヴァルキリアス》から出したいですが、マナが伸びるので召喚も現実的です。
とはいえ序盤はマナに置いちゃって大丈夫です。
《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》

【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / ハンター / 文明 火 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、パワー3000以下のサイキックではないクリーチャーをすべて破壊する。その後、パワー5000以下のサイキック・クリーチャーをすべて破壊する。
────────────呪文────────────
カード名:超英雄タイム
文明:火
コスト:2マナ
■バトルゾーンにある相手のコスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
メタカード破壊もそうですが、【水単サイバー】や【ドリームメイト】などの初動を破壊する目的が大きいです。
NEO進化した《アストラル・ハート》に使うと上だけ破壊されるのでご注意ください。
《ボルシャック・栄光・ルピア》

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / アーマード・ドラゴン / 文明 火/自然 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。
ブースト枠で採用です。
マナを伸ばしたいのでこのカードになりました。
アーマードかつボルシャックということで、デッキとのかみ合いは最高です。
《光鎧龍ホーリーグレイス》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・アポロニア・ドラゴン / 文明 光 / パワー6500 / コスト6
■S・トリガー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。
■相手のターン中に、このクリーチャーが出た時、このターンに2つ以上自分のシールドがブレイクされていなければ、このクリーチャーを破壊する。
S・トリガーとして採用。
いつものって感じですが、《時の法皇ミラダンテⅫ》にチェンジするという大事な仕事が増えました。
いろいろ止めてくれるので安心感があります。
採用候補カード
《宿禰マロン》

【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン / アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / 文明 光/火/自然 / パワー5500 / コスト5
■ ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚をタップしてマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、カードを2枚、自分のマナゾーンから好きな順序で山札の上に置く。
新たに登場したドラ娘のカードです。
山札固定が《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》《超竜ヴァルキリアス》と相性抜群で、多色の問題以外はとてもありがたい新カードです。
《王闘竜皇ボルシャック・ドラゴン》

【 G-NEOドリーム・クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火/自然 / パワー6000+ / コスト6
■G-NEO進化 :火または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■パワード・ブレイカー
■このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+3000する。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャー以下のパワーを持つ火のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
《ボルシャック・ロマネスク》がパワー6000なので、メタクリーチャーを破壊しながら展開につなげることが可能です。
《BARUGA-雷座87》

【 NEOクリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / テクノ・サムライ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
■NEO進化:光、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。
マナブーストができるだけではなく、踏み倒しが可能で、マナを伸ばせれば《超竜ヴァルキリアス》のような動きができます。
進化可能な文明が光、火、自然なので、このデッキのどのカードからも進化可能です。
回し方
このデッキの回し方は単純明快。ドラゴンを出す準備をする、そしてドラゴン達を一気に踏み倒す。です。ここは変わることはないでしょう。
序盤はマナブーストを行い展開の下準備をしましょう。必要とあらば《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》で相手の動きを妨害したいです。
中盤は、さらにマナを伸ばしたり、《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》でゲームスピードを崩壊させましょう。
終盤は《超竜ヴァルキリアス》などを駆使し、《地封龍ギャイア》や《禁断竜王Vol-Val-8》を並べ、相手のS・トリガーを無視して攻撃しましょう。

おわりに
ということで今回は【リースボルシャック】の解説をやっていきました。
僕が全国大会で使用した形に近くなっていて、個人的にはうれしいです。
より破壊力を増しているボルシャック、今後も活躍してくれることを期待しています。
前の解説時「《魂の呼び声》《超竜ヴァルキリアス》再録してくれるといいですね......」と書いたのですが、《魂の呼び声》は再録してくれたので《超竜ヴァルキリアス》のほうを期待しております。デュエキングあたりが熱いですかね?
皆さんも好きなドラゴン踏み倒していきましょう!