【環境考察】アドバンス環境 2024年4月【最強デッキ】

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【環境考察】アドバンス環境 2024年4月【最強デッキ】

 こんにちは、神結です。

 3月号が公開されてから全国大会があり、そして1年ぶりとなるアドバンスのGP(グランプリ)も開催となりました。

 GPがあるからということで、1年ぶりにアドバンスをやったという人もそこそこいたんじゃないでしょうか。

 どうですか、アドバンス。オリジナルとは別の要素が多くて、かなり戸惑う部分も多かったんじゃないでしょうか。

 特に《禁断 ~封印されしX~》絡みのギミックや《蒼き覚醒 ドギラゴンX》の打点増強などは、慣れたり意識していたりしないと、ついつい忘れがちです。

 もし今回、アドバンスをやってみてお気に入りのデッキ等を見付けていましたら、組んで遊んでいただけると筆者としては大変嬉しく思います。

 アドバンスは比較的通常弾の影響を受けにくいフォーマットではあるので、1つのデッキで長く遊びやすいフォーマットです。もちろんアドバンスのCSに毎週通うとなると話は別ですが、お気に入りのデッキを長く使えるというのは嬉しいですよね。

 私もかれこれ、アップデートは繰り返していますが2022年産の【ガイアッシュ覇道】をいまでも使っていますし、2014年生まれの《銀河大剣 ガイハート》を今でもバトルゾーンで振るっております。

 そして最近で言えば、オリジナル系列のデッキもアドバンス環境に食い込んでくるくらい強かったりする(なんなら、デッキによってはアドバンスの方が立ち位置がいい)ので、いま手元にあるデッキでも全然遊べるフォーマットです。

 ぜひ今回のGPを機に、アドバンスも盛り上がっていけばと思います。

 それでは、4月のアドバンス環境まとめ、いってみましょう!

(※なお今月号より、デッキの表記を【赤青マジック】のような色表記ではなく【水火マジック】のように文明表記で書かせていただきます)

2024年3月環境はこちら!

目次

今月のアドバンス環境~環境デッキ、全部強い件~

 全国大会のアドバンス部門では【水火マジック】がその強さを発揮しておりましたが、4月6日にドラゴン娘のデッキ、そして4月13日に王道篇第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」が登場したことで、少しアドバンス環境にも変化が生じています。

 前述した通り、アドバンスは通常弾の影響は比較的受けにくいフォーマットと言えど、従来まででも強力だった【光自然ヘブンズ・ゲート】(白緑天門)が強化されるとなると、全然話は別です。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー3500 / コスト6

■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。

 ご存じ《光開の精霊サイフォゲート》の登場によって、これまで《ヘブンズ・ゲート》を割り切って1点ずつ詰めていく、というような戦略を採っていた【水火マジック】【闇火侵略】(赤黒バイク)のようなデッキは、路線変更を余儀なくされました。

ワンパンサイフォゲートによって全てが崩壊する図

 一方でその【闇火侵略】ですが、こちらは新ギミックであるハイパーモードを持つ《炎怒の夜 アゲブロム》の獲得によって、少しこれまでとは違った戦い方が出来るようになりました。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 超化獣 / 文明 火 / パワー4000 / コスト4

■スピードアタッカー
■各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、アンタップする。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。

────────────ハイパーモード────────────
パワー:11000
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。
■このクリーチャーが破壊された時、このターン、自分はゲームに負けない。

 具体的にはアゲブロムがハイパー化することによってある程度の打点を確保出来るようになったため、強力な反面使い勝手の難しかった《ルピア炎鬼》などと併せて、侵略に頼らない戦い方が出来るようになっています。

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / デモニオ / 文明 闇/火 / パワー5000 / コスト3

■プレイヤーが召喚以外の方法でクリーチャーを出す時、その持ち主はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。

 またガチまとめでもお馴染みアーチーさんが全国大会で使用していた【闇自然アビス】についても、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》の登場によって意味のわからないほどのアッパーを受けました。

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 超化獣 / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5

■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、こうして選んだクリーチャーのコストと同じ枚数、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。
────────────ハイパーモード────────────
パワー:9000
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。このターン、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できる。

 これまでは正直ベース(?)で楯を殴っていたデッキだったんですが、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》と《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の組み合わせによって《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》が完成出来るようになり、なんか最速3ターン即死ループとかいう意味不明な動きを可能にしました。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / エイリアン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト8

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 (ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

 ……といったように、環境上位のデッキたちが軒並みアッパーを受け、現在「環境デッキが全部揃いも揃って強い」という群雄割拠の時代に近付いているかもしれません。

 今後数ヶ月掛けて評価が定まっていくかと思われますが、現在はブルーオーシャンといったところ。

2024年4月環境デッキ

 というわけで、新殿堂以降の環境について、その主要デッキを見ていきましょう。

 今回設定したランクは以下の通りです。

Sランク:環境の中心、大暴れ
Aランク:デッキ分布は3~4番目程度だが、CS優勝も出来るレベルの強さ

Sランク

光自然ヘブンズ・ゲート(白緑天門)


 上記でも紹介した通り、《光開の精霊サイフォゲート》が新登場。《ヘブンズ・ゲート》は既に臨界点に達しているという説があるのですが、なんか大幅な強化を受けました。

 そして強化の幅で言えば、オリジナルよりもアドバンスでの方が大きいと思っています。

 大前提として、基礎スペックが偉すぎる。

 《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》の前座のように出てきたコイツが《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》に侵略して3点になりますし、《光開の精霊サイフォゲート》から《光開の精霊サイフォゲート》も出せるので、《闘門の精霊ウェルキウス》を経由せずに《天命讃華 ネバーラスト》への龍解が達成したりします。

 展開という話で言えば、エンジェル・コマンドが以前に比べて格段に並びやすくなったために、《聖霊王アルファリオン》の条件達成がしやすくなり、新たなフィニッシャーとして今後採用されるケースが増えるかもしれません。

【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光/水 / パワー15500 / コスト10

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■G・ゼロ:バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンドが5体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■進化:自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■相手は呪文を唱えられない。
■相手のクリーチャーを召喚するコストは5多くなる。

 デュエプレコラボ神アート、ここにきて大活躍。

 アドバンスの方が《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を放り投げられる回数は多いので、必然的にクリーチャーである《光開の精霊サイフォゲート》の価値は上がっていますね。

 ちなみに《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》、《冥界を統べる新月のハーデス》辺りの採用枚数に関しては個性が出ることも多く、ここに《∞龍 ゲンムエンペラー》や《聖霊龍王 バラディオス》など入れる方もいらっしゃるでしょう。

 《聖霊龍王 バラディオス》はかなり同型に強く、《冥界を統べる新月のハーデス》は同型以外にもアビスやドルマゲドンに役割を持ち、《∞龍 ゲンムエンペラー》は【4cドラグナー】やアビスを封殺してくれます。

 何を採用するかは、環境に合わせてといった感じで。

 引き続き、今後も環境の中心となっていくのは間違いないでしょう。

水火マジック(赤青マジック)


 GPでもしっかりと結果を残したお馴染みマジック。

 全国大会では《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》採用型が流行しました。

 このカードで時間を作って、その間にマジック自慢の手札回しで《単騎連射 マグナム》《ファイナル・ストップ》を掻き集めにいくという、理に適ったメタカードだと思っています。

 環境デッキは増えましたが、他の環境デッキが4ターン目を軸に動く中、コイツは1人だけ3ターン目に現実的にリーサル生成が出来ます。しかも単なる3キルじゃなくて、色んなトリガーをケアしての3キルです。

 まぁ弱点が「《芸魔隠狐 カラクリバーシ》で1点は殴らなきゃいけない」みたいなレベルの話なので、当然強いです。ただ《光開の精霊サイフォゲート》の登場によって、この1点の裏目が本当に増えましたね。

 新弾の《楽識神官 プレジール》や《茶麗音愛 ソトハネ》採用型もちょくちょく見られますが、大枠としての変化はないです。

闇自然アビス


 こちら、アーチーさんがGPで使用したリストになります。

 とにかく《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》が強力で、オリジナルではフィニッシャーとして何を採用するかの検討が続いているようですが、アドは特に考える必要もなく《復活の祈祷師ザビ・ミラ》からの《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》で完結しています。

【 サイキック・クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 文明 水/闇/火 / パワー5000 / コスト5

■このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

────────────覚醒後────────────
カード名:勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th
カードの種類:サイキック・スーパー・クリーチャー
文明:光/水/闇/火/自然
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:15000
コスト:15マナ

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを合計3体まで、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。
■自分の他のクリーチャーに「ブロッカー」、「ジャストダイバー」、「スレイヤー」、「スピードアタッカー」、「マッハファイター」を与える。

 ただ《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》からのループにガッツリ寄せるために《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の枚数とか、或いはメインデッキに《スゴ腕プロジューサー / りんご娘はさんにんっ娘》のようなフィニッシャーを入れたりそうでなかったり、或いは或いはその枠が《無双恐皇ガラムタ》だったりと、この辺りは人によって様々です。

 アーチーさんの構築の場合、そもそもイソレイト6thのジャストダイバー付与でだいたい勝てる、殴れない相手には《死海竜ガロウズ・デビル・ドラゴン》を作る、という風にメインの枠を割かずにフィニッシュを目指していますね。

 ちなみに私は先日、後手ブーストマーダンジャガから即ループされて敗北しました。恐らく、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》は夏は越えても冬は越えない気がしています。

 またアドバンスでは当たり先がいない(パワー11000で討ち取りたい相手がいない)ので《アビスベル=覇=ロード》の枚数を減らしたり、完全に切ったりというのが現在の主流です。

 しかしアビスが流行れば流行るほど、今度はミラーに強い《アビスベル=覇=ロード》は欲しいという。

 そんなわけで、まだまだアビスの構築は定まっていない、というのが実情となっています。

 恐らく今後はアビス蠱毒が行われ(?)、どんどん構築も洗練されていくことでしょう。

Aランク

 今回Aランクが非常に多くなっていますが、上にある方が評価が高いと思っていただけるとOKです。

 数が多いのでなるべく完結に纏めていきます。

光ゼロサバキZ


 GPでの活躍も記憶に新しいかと思いますが、このデッキはめちゃめちゃ凄いです。2ターン目の初動の8枚が引けてると、相応のパターンで4ターン目には大爆発が発生しています。

 《煌世主ノ正裁Z》+《DG ~ヒトノ造リシモノ~》がビビるくらい強い。

 最終的にはわちゃわちゃ展開してからの《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》によるフィニッシュを狙いますが、そこに到達出来なくとも《音奏 ハイオリーダ》さえ絡んでいれば《全能ゼンノー》《パス・オクタン》《煌龍 サッヴァーク》の盤面が強力。

【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 フェニックス / 文明 光 / パワー17000 / コスト7

■超無限進化:自分のクリーチャー1体以上の上に置く。
■T・ブレイカー
■メガメテオバーン10:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを10枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、自分はゲームに勝つ。

 またサバキ使いにはお馴染みの《無双の縛り 達閃》も、いまでも大抵のデッキに強烈に刺さります。

「そこのオマエ!」って言ってそう

 基本的に展開を押し付けるデッキなため、序盤躓くと先に強力な状況を作られたり《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が当たったりもするのですが、これもまたアドバンスらしさを味わえるデッキなので、サバキが好きだった人はぜひ。

4cドラグナー


 こちらもアドバンスの代名詞的なデッキです。

 掲載しているリストは先月から変わってはいませんが、実は新規ドラゴン娘たちのお陰で選択肢が増えました。

 特に《流星アーシュ》や《真久間メガ》は強力で、かなり実戦的なカードです。

 これらはもっと言えば【ガイアッシュ覇道】とより好相性のカードですが、特に《流星アーシュ》については《邪帝斧 ボアロアックス》から出せて革命チェンジを拾えたり、序盤に埋めた《最終龍覇 グレンモルト》を拾えたりと、何かと便利なカードであるのは間違いないです。

 そんな4ドラですが、最上位には苦戦するもののここに挙げたAランクのデッキたちとはかなりやれるため、立ち位置は以前よりもよくなっているという印象です。

光水火ゴスペル(ラッカゴスペル)


 私が今回GPで使用したのがゴスペルでした。

【 クリーチャー 】
種族 オラクル・セレス / キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 光/水 / パワー11000 / コスト9

■自分の墓地の呪文1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、呪文を好きな数、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

 ちなみに先月号では記載がなく、別に新弾で強化されたというわけでもないのですが、これは私がこのデッキに気付けたのが先月号納品後だったためです。先月の時点では、ゴスペルまだ触ってなかったんです。別に忘れてたり隠してたりとかいう訳では無かったんですよ。

 さて、このデッキは環境的な立ち位置がよく、まず天門には《オリオティス・ジャッジ》《ドリル・スコール》が強力で有利と言えます。

 マジックは微不利ながら《バッドドッグ・マニアクス》型ならそこそこやれ、更にGPの段階では闇自然アビスもまだそこまで多くなかったので、GPではかなり最適なデッキだったと自負しています。

 環境上に墓地リセット呪文や《流星のガイアッシュ・カイザー》などが少なかったのも追い風ですね。

 基本的に《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》+《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》でほぼ全てのデッキを封殺出来ます。多くのデッキで面倒くさい【闇火侵略】の《ヴィオラの黒像》+禁断解放なんかもまったく痛手にならないのが偉いです。

 ちなみにデリート型は色の都合や2枚目以降のゴスペルへのアクセスが悪く、決まれば勝てどデッキとして出来る幅は小さくなってしまっているんですよね。

 より一撃に特化したのがデリート型、デッキのパーツをフルに使って広く対応出来るのがラブ月下型という認識でいいと思います。

闇火侵略(赤黒バイク)



 バイクは派生型と併せて2つリストを掲載。後者はアドバンスではお馴染みのマイケルさんのリストになっています。

 《光開の精霊サイフォゲート》の登場によってデッキとして消えかけた説もありましたが、《炎怒の夜 アゲブロム》+《ルピア炎鬼》が発見されたことや、またアビスが大量発生していることもあって、ちゃんと独自のポジションを築くことができました。

 GPでは使用者も多く、扱いやすさもあってか予選突破者数はなんと最大だったようです。多いとは思ってたけど、そこまで多いとは思ってなかったよ。恐らく、無数のアビスを食い散らかしたものだと思います。

 このデッキは《影速 ザ・トリッパー》のお陰で、先攻がとにかく強い。

 またアビスに有利というのは他のデッキでは中々見掛けないバイク独特の大きな主張点で、アビスの台頭に併せて活躍の機会も増えるかと思います。

水闇卍夜


 リストはGPで16入りしたセキボンさんのものから。

 このデッキは最速2キルです。これは本当です。復活の儀で2枚魔導具落とし要求はされますが……。

 それは置いておくとしても、序盤の3~4ターンで《卍夜の降凰祭》を唱え、そこから結構一方的にゲームを進めることが出来ます。

 デッキについては◆ドラ焼きさんが解説を書いておりますので、そちらを読んでみてください。

 マジックにじゃん負けすると本当にキツいんですが、天門に対しては有利認識です。

光闇火ドルマゲドン(デイガドルマゲドン)


 先月はSに置いてたのですが、現在はちょっとキツい立ち位置に置かれてます。

 一応、神アートでルカの《魔光神官ルドルフ・アルカディア》が登場するというバフ(?)を貰いました。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / ダークロード / ナイト / 文明 光/闇 / パワー6000 / コスト5

■G・ストライク
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。その後、このクリーチャーから進化できるコスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの上に置いてもよい。

 デッキそのものがギリギリのマナ基盤であり、相性的な話も対天門を有利主張するのはそろそろ無理がある状況になってしまいました。

 天門側の《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》の枚数が増えた上に、《冥界を統べる新月のハーデス》なんかも採用されてしまうと、ちょっと……。

 どうしてもデッキとしての強みが《魔光神官ルドルフ・アルカディア》絡みになってしまい、そうなるとまぁ不安定だよな、という……。

今月の注目デッキ

光水闇ペンダットLO(逆アポロ)


 というわけで先月は放置していた光水闇ペンダットLO……とこう表記していますが、一般的に【逆アポロ】と呼ばれるデッキの紹介になります。

 デッキリストは、制作者のちくわさんが公開していた最新のものを。

 どういったデッキかと言えば、「デッキをトリガーのシールドを追加するカードで固めて耐久し続け、その過程で《偽衒学者の交渉》や《ライブラ・シールド》を挟むことで相手のLOを促す(自分は山札を増やしているのでLOしない)」というとんでもないものです。

【 呪文 】
文明 光/水 / コスト5

■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーはカードを3枚まで引く。
■プレイヤーを2人選ぶ。それらのプレイヤーは自身の山札の上から1枚目をシールド化する。

 この手のデッキなんで、折角なのでペンダットの名前は入れたいなと思ってこのデッキ名で書いてます。まぁ実は内緒の話だけど、別にアポロの“逆”ではないんだよな……。

 回し方は簡単。対面毎に必要なカードだけキープしてマナをチャージし続け、5ターン目以降から《頂上の精霊 ミラクルスZ》を召喚していき封印を外していきます。

 デッキの中身がほぼほぼ近しい性能を持つフルトリガーデッキということもあって、50枚デッキでありながらゲーム再現性はもの凄く高いです。

 苦手だった《支配の精霊ペルフェクト》などは《熊田すず》や《闇参謀グラン・ギニョール》からの《時空の禁断 レッドゾーンX》で攻略が可能。

 特に《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を採用したことによって、相手にターン的な制約が生まれたことで、こうしたゲーム展開も狙いやすくなりました。

 更に更に耐久のデッキの究極奥義である《Dの天牢 ジェイルハウスロック》まで採用されるようになりました。フルタップトリガー+《Dの天牢 ジェイルハウスロック》のコンボは流石に令和においても凶悪です。

【 D2フィールド 】
文明 光 / コスト5

■自分のクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。(まず何を攻撃するか選んでから、タップするクリーチャーを選ぶ)(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:自分のターンの終わりに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。
そうしたら、相手のタップしているクリーチャーすべてを、表向きのまま、新しい1つのシールドにまとめて持ち主のシールドゾーンに置く。 

 これをネタデッキと解釈している方もいるかもしれませんが、現在では立派な環境デッキの1つとなっています。

 制作者曰く、元々は「飲み会の宴会芸」みたいなデッキだったそうなのですが、デュエパデッキで《偽衒学者の交渉》が登場し、更にその後の「邪神と水晶の華」で強力なトリガーを獲得したことで一気に実戦レベルへのデッキへとアッパーされました。

 デッキの性質上、絶対に勝てない相手が生まれてしまうので、ゲーム展開自体は安定するものの流石にCSでの結果は中々安定はしないですかね……。

 《オールデリート》とかはいつ食らっても負けです。11マナまで溜められて撃たれても死にます。

 環境的に言えば、これまでお客さんだった【闇自然アビス】が《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の採用からの即死ループを手にしたのが激痛です。絶対勝てる相手の1つが絶対に勝てない相手になってしまいました……。

 そんなわけなので、立ち位置はちょっと悪くなっています。ただこのデッキに関する知識を備えて置けば、いつか環境が変わったときに持ち込みやすいかもしれません。

 ちなみにアドバンスではちゃんとプレイしていけば時間切れはそんなにしません。別に時間切れ前提デッキではなく、各種呪文と最後の《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の封印によってちゃんとLOさせられます。

 ただ1ターンごとに考えている余裕はないので、使うならばプレイの練習はしておいてください。そこはなんというか、マナーだと思っています。

 個人的な話で言えば、GPにはそこそこいると思っていたのでこのデッキに「絶対勝てる」というのはある程度意識してデッキを選択していました。

おわりに

 というわけで、今月のアドバンス解説はいかがだったでしょうか?

 グランプリもあったためか、今月は色んな新しいデッキが出てきましたね。お陰でだいぶ長い記事になりました。

 折角いろいろなデッキを紹介しましたので、ぜび自分に合ったものを見付けていただけると嬉しいです。

 そして一緒にアドバンスも楽しんでいきましょう。

 それではまた来月、お会いしましょう!


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