皆様こんにちは、たけじょーです。
ついに我が家にも来ました、Nintendo Switch 2。来てしまいました。よりによって年末に向けて立て込み始めるこのタイミングで……!
嬉々として『エア〇イダー』を買ったはいいんですが、これが本当にヤバイ。1ゲーム数分で終わるから、とついつい手が伸びてしまう……。皆様、僕の理性への応援メッセージをお願い致します。
しかしこれまたいいゲームですね。特に気に入ったのは「グミ」の仕様です。純粋なトロフィーとしての収集要素、雑念が混じらなくてよい。一生グミだけ集めて生活していたいなあ。あ、これは雑念か。
……そんな『エアラ〇ダー』の情報も盛りだくさんだったコロコロ最新号、皆さんもうお読みになられましたか。ガッツな笑いとド迫力は勿論、来月発売の最新弾「終淵 ~LOVE&ABYSS~」の新カードの解禁も始まっております!
ということで、本日は久々の「今月のコロコロ、もう読んだ?」をお届け!新カードの最速レビュー、やっていきましょう!
カード情報にも触れていきますが、現物画像は紙面で是非!今回ビジュアル的にもインパクト抜群のカードが多いのと、いつもながら極濃縮エンタメ記事としての完成度がスゴイ。物書きの端くれとしてシビれますね。
目次
虚、究極へ。驚愕ギミック魔誕
ふたりの邪神の片割れ、究極の肉体を司る《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》。一度は《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》に敗れ散り散りとなった彼ですが、どうやら真の姿となって帰ってくるようです。
その真の姿とは……なんと新カードではなく、3つのタマシードを元に究極体へと進化するというもの。いつだってデュエマは我々のちっぽけな予想を超えていきます。愛してるぜ。

《暗雲タル漆黒ノ魔剣》 VR 火文明 (3)
タマシード:デーモン・コマンド/マスターズ・レガシー/フュージョナー
■剣・ソウル
■G・ストライク
■シンカライズ
■このタマシードが出た時、自分の手札を2枚まで捨て、その枚数より1枚多くカードを引く。その後、このタマシードを自分のNEOクリーチャーまたは進化クリーチャー1体の下に置いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの名前が《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》で、これが3つの異なるソウルを持っていれば、各相手のクリーチャーをすべて破壊し、このクリーチャーはシールドを好きな数ブレイクする。

《邪心タル悪魔神ノ禍魂》 VR 闇文明 (4)
タマシード:デーモン・コマンド/フュージョナー
■魂・ソウル
■シンカライズ(このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい)
■このタマシードが出た時、相手の手札を見て1枚選び、捨てさせる。その後、このタマシードを自分のNEOクリーチャーまたは進化クリーチャー1体の下に置いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。

《凶乱タル月光ノ夜鏡》 VR 自然文明 (2)
タマシード:デーモン・コマンド/フュージョナー
■鏡・ソウル
■シンカライズ(このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい)
■このタマシードが出た時、自分の手札を1枚タップしてマナゾーンに置いてもよい。その後、このタマシードを自分のNEOクリーチャーまたは進化クリーチャー1体の下に置いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■自分のターン中、デーモン・コマンド・カードを1枚、自分のマナゾーンから実行してもよい。(コストは支払う)
該当する3枚がこちら。なんとそれぞれ新ソウル「剣・ソウル」「魂・ソウル」「鏡・ソウル」を引っ提げての登場です。
ソウルは実に15年前、覚醒編にて取り上げられたギミック。種族とは異なるカードの纏まりとして立ち上げられたと思しき概念ですが、今回は文字通り「ソウル」=魂を表すマーカーとして起用された様子。ソウルがタマシードに込められ超魂レイドで合一する……ああ、美しき言葉遊び哉。
カードとしてはマナ加速・手札入れ替え・ピーピングハンデスの定番かつ優秀なテキストに加え、設置時に場のNEOor進化の下へ入り込む効果が。場に1枚あらかじめ設置し、《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》の超魂レイドでもう1枚。さらに手打ちで1枚足して完成、という青写真が描かれています。

《究極の魔誕》 SR 闇/火/自然文明 (5)
呪文
■G・ストライク
■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。
■コスト4以下のデーモン・コマンドを1つ、自分の、墓地またはマナゾーンから出してもよい。
■コスト6以下のデーモン・コマンドを1つ、自分の、墓地またはマナゾーンから出してもよい。
そして、それを助けるSR呪文が《究極の魔誕》。誰もが思ったことでしょう。こんなんほぼ《生命と大地と轟破の決断》やんけ!!!
3色化による「これだけをタッチ採用する」運用の禁止やマナ加速・パワー増加モードの削除、コスト4/6を踏み倒すことによる出力制限、さらに出し先はデーモン・コマンドのみなどと、流石に徹底的に調整されています。それはそうよ。
代わりに墓地からの踏み倒しとG・ストライクを獲得しているので、専用デッキでは原典に引けをとらない出力を発揮してくれそうです。場に1体タマシードを出しておけば、運も絡みますが即座に究極ヴリドガルドの達成が可能となっています。
そして、その究極体が得る能力が各相手クリーチャーの全破壊+シールドを好きな数ブレイク。攻撃時に発動する《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》タイプなので、そのままトドメまで持って行けます。
令和のデュエマはカウンターもイカツいですから、やや勝ちきれるか不安なところもなくはないですが……忘れたころのアポロが一番怖いもの。意識されなければ通りがよかったりするのでは、と思ったり。G-NEOの耐性があるのも一味違います。
今回の新規カード達のミソなのは、完全に《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》専用パーツじゃなさそうなところですね。いずれもデーモン・コマンド持ちなので、そちらで固めた【バロム】などに入れても活躍が見込めそう。
なかでも《邪心タル悪魔神ノ禍魂》と《究極の魔誕》は期待大。前者は腐る場面のほぼ存在しないピーピングハンデスで、後者はなんといっても2面展開!《邪心タル悪魔神ノ禍魂》と≪修羅の死神フミシュナ≫を《究極の魔誕》で一緒に出したりしたらチョー強そうじゃないですか。
魂、愛へ至る。前代未聞の新テキスト
対する我らがジャシンくん、ついに「愛」へと目覚め進化を遂げるようです。コロコロ紙面でも断片的にその背景が伺えますが……「深淵=真実=愛」というこのテーゼの美しさたるや。俺は泣いた。

NEOクリーチャー:アビスロイヤル 9000
■S-NEO進化(墓地):バトルゾーンまたは墓地の、アビス・クリーチャー1体の上に重ねつつ出してもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体まで選び、深淵送りにする。(それを持ち主の深淵ゾーンに置く。この移動は妨げられない)
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。
カードとしての姿がこちら。なんと新能力「S-NEO進化」と、謎の用語「深淵送り」を引っ提げての参戦です。
S-NEO進化(墓地)は進化元を墓地からも選択可能なNEO進化。墓地進化×NEO進化、といった感じですね。場に進化元がなくても即時打点に出来る点は言わずもがな強力。
そして問題尽くしの深淵送り。「深淵ゾーン」も「妨げられない」も一体なんのこっちゃ。前者は超次元ともまた違う、新たな除外ゾーン的な存在のようです。超次元ゾーン関連は近年どんどん新しいギミックが追加されていますし、今後さらに触りやすくするためにも除外の役割だけを独立させたかったのかも。
後者の妨げられないについては……大前提公式裁定待ちではあるんですが、紹介のされ方を見るにありとあらゆる除去耐性を貫通する可能性がありそう。そもそも選ぶ必要はあるのでジャストダイバーが回答になりそうではあるものの、新感覚の正しく「確定除去」として活躍してくれそうです。
ちゃっかり山札を墓地に送る形での除去耐性も持ち合わせており、しかも山札さえあれば回数無制限。「即時攻撃しながら敵1体消滅、原則離れない」となると……いや、これ結構期待していいんじゃなかろうか。
《至高の邪騎 スベルニル》や《邪幽 ジャガイスト》からぶん投げたらそれだけで圧がありそうです。2ブロックなら《炎氷渦と鎮魂禍の決断》ね。

《禁忌の昇淵 アビスベル》 R 闇文明 (4)
クリーチャー:アビスロイヤル/フュージョナー 7000
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。それがすべてアビス・カードなら、自分の山札の上からもう3枚墓地に置いてもよい。
■このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にカードが13枚以上あり、このクリーチャーの名前が《アビスラブ=ジャシン帝》であれば、相手のエレメントと手札をすべて深淵送りにする。
そして、《アビスラブ=ジャシン帝》専用サポートの超魂Xも登場。墓地を最大6枚肥やせるスレイヤー・W・ブレイカーで、墓地13枚以上かつ《アビスラブ=ジャシン帝》の下にあればなんと手札・場の全てを深淵送りにします。
ド派手なテキストではあるのですが、「墓地13枚」の難易度には注意が必要。《炎氷渦と鎮魂禍の決断》とか使ってる方には分かるかと思うのですが、思った以上に早期の墓地肥やしって難しいのですよ。
それこそ《炎氷渦と鎮魂禍の決断》撃って《アーテル・ゴルギーニ》8枚肥やししながら《アビスラブ=ジャシン帝》とか……?《堕∞魔 ヴォゲンム》とかもいる時代ですし、ターンさえかければ全然決まり得るのですが、早出しとなるとなかなかハードルが高そうな予感。
とはいえ高難度と引き換えに、放たれるのは回避不能復帰不能の全除去全ハンデス。決まればまあ勝つでしょう。S-NEO進化もあることですし、死に物狂いで14枚墓地を肥やすデッキを組むのも一興かもしれませんね。
肉体と魂、ふたつに分かたれたジャシンがそれぞれのアプローチで「決まれば勝ち」の必殺技を持ってくるの、収斂進化って形で実に味わい深いですね。ってか、肉体を貪るヴリドガルドは全ブレイク・全破壊で、魂を磨き上げたジャシンが全ハンデスの深淵送りなの凄いな。《ロスト・ソウル》じゃんね!
愛で深淵なのもどっかのだれかの声が聞こえてきそうでアレですね。愛です、愛ですよ。
まとめ
- タマシード3枚から究極の進化!デモコマ新戦略がラスボス!
- 深淵にすべて引きずり込め!ジャシン帝の新能力は裁定待ち!
- カードビジュアルはコロコロで!ドデカいポスターで目撃せよ!
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ジャシン帝、ここで退場になったら「滅びの美学」として完璧すぎる。でもまだ逝かないでくれ~。こころがふたつある~。











