はじめに
「あの頃の遊戯王で遊びたい!」
「程よいパワーがあってプレイングが出る環境で遊びたい!」


そんなプレイヤーたちの間で今、密かに熱い注目を集めている非公式フォーマット(ゲートボール)をご存知でしょうか?それが今回紹介する「XCG 2015」です。
この記事では、9期前半の環境をベースに独自の最適化が施された「XCG 2015」のルールや、有力デッキたちを一挙に解説します!
目次
XCGとは?
「XCG 2015」は、2015年4月のOCG(日本)制限リストと、2015年7月のTCG(海外)制限リストを融合させた独自フォーマットです。
単にリストを合体させるだけでなく、「先行ワンキル」や「プレイを否定するようなロック」を排除し、プレイヤーの実力やリソース管理がしっかり反映される「誰もが楽しめる神環境」を目指して有志によって調整されています。
参考資料:2015 XCG (OCG x TCG) について
使えるカードプール
・通常弾: 『クラッシュ・オブ・リベリオン(CORE)』まで
・特殊弾:『デュエリストパックー決闘都市編ー』まで
・ストラクチャーデッキ: シンクロン・エクストリームまで
2015年6月19日時点のTCG+日本語カードプールを使用。
※同日以前に日本で未発売だった韓国限定カード(旧神ヌトスなど)は使用不可となります。
特殊禁止制限(OCG 2015年4月からの主な変更点)
XCGフォーマット最大の魅力は、環境を最適化するために設定された独自リミットレギュレーションです。
基本理念として
「OCG(日本)とTCG(海外)で制限が異なる場合は厳しい方を優先する」
「ロック性能の高すぎるカードは排除する」
「後々問題視されたカードは早期適用する」
というルールが敷かれており、当時のOCG制限(2015年4月)から以下のカードに変更が加えられています。
新たに【禁止】となった主なカード
先行ロックや、強すぎる制圧、ワンキルを助長するカードが厳しく規制されています。
- モンスター:儀式魔人リリーサー、No.16 色の支配者ショック・ルーラー、No.86 H-C ロンゴミアント、アポクリフォート・キラー、氷霊神ムーラングレイス、デビル・フランケン、レベル・スティーラー など
- 魔法:ハーピィの羽根帚、手札抹殺、貪欲な壺、超融合 など
- 罠:虚無空間、スキルドレイン、神の宣告、魔封じの芳香 など
新たに【制限】となった主なカード
強すぎるデッキエンジンや、海外で猛威を振るっていたカードを中心にパワー調整が図られています。
- モンスター:エルシャドール・ネフィリム(※禁止から復帰)、エルシャドール・ミドラーシュ、E・HERO シャドー・ミスト、魔界発現世行きデスガイド、彼岸の悪鬼 ガトルホッグ、彼岸の悪鬼 グラバースニッチ、ゴヨウ・ガーディアン(エラッタ前)など
- 魔法:サンダー・ボルト、次元の裂け目 など
- 罠:激流葬、マクロコスモス、ソウルドレイン など
新たに【準制限・無制限】に緩和されたカード
禁止・制限による過度な弱体化を防ぎ、各テーマ本来の強みを保証するための措置です。
- 準制限へ:カオス・ソーサラー、カードガンナー、真六武衆-シエン など
- 無制限へ:E・HERO バブルマン、クリバンデット、マスマティシャン、神の写し身との接触、機殻の生贄、堕ち影の蠢き
このように、単に厳しいだけでなく、理不尽なカード(スキルドレイン等)を取り上げたデッキには本来のエンジン(機殻の生贄)を無制限で返すといった、バランス調整がされています。
有力なデッキ一覧とデッキリスト
ここからは、XCG環境の柱となる有力デッキたちをご紹介します!
影霊衣
儀式召喚の常識を覆した、圧倒的なサーチ能力と対応力を持つ9期を代表するテーマです!
本フォーマットでは先行制圧の要だった「儀式魔人リリーサー」が禁止に指定されています。
そのため、お手軽なロックに頼ることはできず、純粋なリソース管理とプレイングスキルが試される良デッキに仕上がっています。
HERO
「M・HERO ダーク・ロウ」による凶悪な墓地封じと、ランク4エクシーズ展開を主軸とした速攻ビートダウンデッキです。
先行制圧の要だった「ショック・ルーラー」が禁止、さらに「E・HERO シャドー・ミスト」が制限となり、息切れしやすくなっています。しかし、その分「E・HERO バブルマン」が無制限に緩和されており、高い展開力とワンキル性能は健在です。
彼岸
墓地へ送られた際の効果を駆使し、驚異的な耐久力と安定感を誇るデッキです。
当時の日本のOCG環境にはまだ存在していなかった海外先行テーマです!
「彼岸の旅人 ダンテ」+罠カードを軸に戦います。
「魔界発現世行きデスガイド」や一部の彼岸下級モンスターが制限となっているため、脳死で墓地を肥やすのではなく、落とすカード枚数を選ぶ繊細なプレイングが要求されます。
シャドール
デッキ融合とリバース効果を駆使して、アドバンテージを稼いでいくテーマです。
当時のOCG4月制限では禁止されて環境落ちの要因となった「エルシャドール・ネフィリム」が、XCGでは制限カードとして復活!
「エルシャドール・ミドラーシュ」による特殊召喚制限と合わせて、戦術の幅が広がっています!
クリフォート
ペンデュラム召喚を駆使し、モンスター効果を受けない高打点モンスターで盤面を制圧するテーマです。
「スキルドレイン」や「虚無空間」といったヘイトを集めがちな永続罠が禁止されたため、嫌らしいロック戦法はとれません。その代わり、エンジンの要である「機殻の生贄」が無制限に緩和されており、高いダメージ出力で正面から殴り勝つデッキになっています。
海皇
水属性モンスターの展開力と「コストで墓地へ送られた場合」の破壊効果をあわせ持ち、理不尽なほどのワンショットキル性能を誇るデッキです。
超絶パワーカードである「海皇子 ネプトアビス」をいかに通すかが勝負の鍵です。
「氷霊神ムーラングレイス」が禁止されているため、どのタイミングで攻めに出るかが勝負のカギになりそうです!
クラウンブレード
「Em トリック・クラウン」と、「H・C サウザンド・ブレード」の自己蘇生ループコンボを軸としたデッキです。


毎ターン尽きることなく並ぶレベル4モンスターを素材に「星守の騎士 プトレマイオス」や「鳥銃士 カステル」など、状況に合わせた多彩なランク4エクシーズで柔軟に戦えます!
インフェルノイド
「名推理」や「モンスターゲート」でデッキから大量にカードを墓地へ送り、墓地コストを除外して手札・墓地から次々と大型モンスターを特殊召喚する豪快なテーマです。
展開力だけでなく、各インフェルノイドモンスターが共通で持つ「相手の墓地を除外する効果」が強烈です。これにより、「彼岸」や「シャドール」といった墓地利用デッキに対して有利が取れます!
テラナイト
「召喚・特殊召喚に成功した場合」に発動する効果で堅実にアドバンテージを稼ぎ、豊富な罠カードで相手を妨害する、正統派デッキです!
「星輝士 トライヴェール」による盤面全バウンスが強力。トライヴェールでフィールドの「デモンズ・チェーン」などの永続罠を手札に戻し、再利用しながら相手をじわじわとコントロールしていきます。
まとめ:XCG 2015で遊んでみよう!
以上、話題のフォーマット「XCG 2015」のルールと有力デッキの解説でした!
当時の環境をベースにしつつ、プレイヤーがストレスに感じる要素を意図的に取り除いた、「理想の2015年環境」と言えるフォーマットです。
各デッキがそれぞれの強みを活かしつつ、弱点も抱えているため、構築の工夫とゲーム中のリソース管理がそのまま勝敗に直結します。
昔遊んでいたデッキを引っ張り出したり、当時組めなかった憧れのテーマをカーナベルで揃えたりして、ぜひ友人たちと熱いプレイングを競い合ってみてください!

