ここんとこ会場が愛知か幕張かだけなので観光記事はないです
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、GP。私も行きますよ。楽しみですね。
今回も弊チーム(ガチまとめではないほう)のデュエマ担当全員が出かける予定なのでおそらくベルカードとかも停止されるんですが……。
弊チーム、あと二人くらい人が増えませんかね。デュエマ担当と遊戯王担当が一人ずつ。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《~鉄装の氷騎士~》

【 NEOクリーチャー 】
種族 サイバーロード / スチーム・ナイト / 文明 水 / パワー1000+ / コスト2
■NEO進化 :光、水または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■パワード・ブレイカー
■これが進化クリーチャーなら、自分の手札1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを2枚引いてもよい。
というわけで、今回のテーマは《 ~鉄装の氷騎士~ 》。
「ドローしながら殴る進化獣」の新戦力にして、非常に軽く攻撃的な一枚ですね。
今回はこのカードを駆使して、古の進化速攻らしい戦略をやっていきましょう。
というわけでざっくり【青単リーフ】っぽい感じにデッキを組んで回してみたんですが……なんていうか、どうにもうまくいかない感覚がありました。
例えば、ドロー。攻撃時2ドローは言わずもがな強いんですが、この引いたカードを使うのは次のターンなのでラグがあるんですよ。
具体的に言えば、単に「出したターンのドロー効率」だけ見ると出てすぐ3枚引ける《 アストラル・リーフ 》がドロー枚数・タイミングの両面で優越しています。そりゃまあ2回殴れば3ターン後に4ドローになってるんで最大値は高いんですが、「20年前の先輩と一長一短」という事実には震えましたね。
例えば、打点。【青単リーフ】をベースにするならば当然ビートダウンになるんですが、先攻で1T1マナ進化元→2T進化……と動くと攻撃時のドロー後の手札は4枚。パワーは5000の1打点止まりです。
これは相手に手札を与えないという美点にもなり得るんですが、それでも遂行速度としては今一つ。カバーするには、なんらかの打点強化ギミックも必要になることでしょう。
しかもさらに辛いことに、革命チェンジみたいなメジャーなギミックに頼ると何をどうやっても既到になってしまうんですよね。そりゃできるならみんな【リーフダンテ】っぽいことやりたいでしょ。
下のレシピとか個人的にはかなり気に入ってるんですが、《 ~鉄装の氷騎士~ 》 《 アストラル・リーフ 》《 ~西方より来る激流の竜騎公~ 》だけで34件ですよ!既到だよ既到!


まとめると、 《 ~鉄装の氷騎士~ 》というカードは、単体だと見た目以上に立ち上がりが遅いカードなんですよ。
この遅さの原因であるドローのタイミング問題や打点問題を解消しながら、既出にならない構築を探さねばなりません。
他の誰も踏んだことのない道を、手っ取り早く歩む方法はないのでしょうか?
4年前に俺が作った道をもう一回通ればいいのでは?
そう。かつて格安デュエマ研究所で価格問題の関係で強引に捻りだすことになった「《 パラディソ・シエル 》や《 スッポンジトム 》のセルフバウンスで《 トムのゼリー 》《 ビーチボーイズ 》を使い回す、横並べと手札枚数を意識する【青単リーフ】」でなら、《 ~鉄装の氷騎士~ 》はその小回りを最大限に生かせるのです。いやパラディソ入りのレシピは価格問題でおまけレシピみたいになったんだけど……。
突然3打点をねじ込める《 パラディソ・シエル 》がいれば、 《 ~鉄装の氷騎士~ 》 の打点の低さも気になりません。元レシピではやや大振りだった《 ウェイボール <バイロン.Star> 》をこちらに差し替えれば、単純にデッキのシェイプアップも図れて万々歳。
何より、わざわざこんな曲芸をやろうとするのはそもそも俺しかいないはずなのでまず既到にならないというおまけつきです!これはやるっきゃない!
というわけで、完成したデッキがこちらです。


4年前から進歩なさすぎる!!!!!
まあ……水ジョーカーズの新規がない以上そうなるか……。
ただ、「手札枚数を維持しつつ《 ビーチボーイズ 》を出入りさせ続けて妨害する」というギミック自体はデッキとめちゃくちゃ好相性なのは変わらなくてですね。
デュエマが高速化すればするほど強くなる《 泡の魔神・アワンデス 》の存在や「能動的な動きがすべて2マナ以下」という強烈な軽さも相まって、ある程度の独自性は今でも主張していけるものと認識しております。あ、ちゃんとやるなら《 飛翔龍 5000VT 》でいいのは事実です。
あとは……そのドロー性能に物を言わせて、ピンポイントなカードを少数積みしてみるのは楽しいかもしれませんね。《 龍装者 バルチュリス 》とか《 自由の逆転撃 》とか、味変の手段も多数存在しますよ。《 革命の水瓶 》の枠とかにどうぞ。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、 《 ~鉄装の氷騎士~ 》 《 パラディソ・シエル 》《 ビーチボーイズ 》での検索結果は……!

『未踏』、達成……!
まあそうなることを目指して、過去の遺産を引っ張り出して来てまでデッキを組んだのでそりゃそうなんですが。
面白いギミックが搭載されていた類似の先行研究としては、《 文藍月 Drache der’Zen 》《 激光魚 》を搭載したうえで《 ミラクル1 ドレミ24 》の革命チェンジから《 氷柱と炎弧の決断 》を倍加させて《 パラディソ・シエル 》を絡めてセルフバウンス&出しなおしでループに突入する構築があって感心しました。
実用性は未知数ですが、このルートだと《 ~鉄装の氷騎士~ 》はパーツ探しからビートプランまで幅広く活用できそうですね。よくできてる。
メギドの話はしません(完結したので)
というわけで、夢を見ていました。
そもそも「ドローしながら殴る」という行為が現代デュエマにおいてリスキーだから許されているスペックであるのは事実なんですが、やってること自体は強力なのもまた事実。
20年以上前に一世を風靡した「進化速攻」を、ぜひ現代でも再び楽しんでみてくださいませ。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。