こんにちは、神結です。
私の好きなカードに《勝熱英雄 モモキング》というカードがあります。
ヒロイックな恰好よさはもちろん、フィニッシャーとしても強力であり、かつドラゴンということで何かとデッキに入れたくなる1枚です。
最近だと《蒼狼の大王 イザナギテラス》から《メンデルスゾーン》を唱えて、次のターンに《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》と併せてフィニッシュだったり、或いは《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》と2枚でフィニッシュだったり、かなりお世話になっています。
そんなわけなので、《勝熱英雄 モモキング》デッキを何か紹介したいと思い、2020年のデッキ一覧を漁っていたところ、1つ紹介出来そうなものがありました。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【チェンジザモモキング】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
チェンジザの新たな相棒「チェンジザモモキング」
というわけで今回の名作デッキは2020年のデッキから、【チェンジザモモキング】になります。
コロナの時代だったので特にテンプレリストとかはなかったのですが、私が使っていたのはだいたいこんな感じ。


リスト的にはちょうどクロニクルデッキ「覚醒流星譚」が発売されたあとのことで、サイキック呪文などが従来より強化。《龍装艦 チェンジザ》としては嬉しいものでした。
さて、改めての話にはなりますが、時代は十王篇。
色々言われるシリーズではありますが、別に全く強いカードがなかった訳ではありません。
特に現在のオーバーレアに該当する「キングマスター」たちは、実戦レベルのカードたちが多数登場。
その中でも《勝熱英雄 モモキング》は最初のキングマスターカードでありながら、フィニッシャーとしての性能は現在ですら通用する1枚となっております。

【 クリーチャー 】
種族 ヒーロー・ドラゴン / ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー12000 / コスト8
■キリフダッシュ [fn06](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [fn06] 支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
■多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
キリフダッシュというトリガーを躱せるタイミングで着地しつつ、自身は「単色カードに選ばれない2回攻撃」ということで、デッキによってはこのカードを止める術がありません。なんなら、止められるデッキの方が貴重かも?
ちなみにこの「かつねつ」のモモキングですが、単色呪文である《フェアリー・Re:ライフ》のG・ストライクだと選ばれませんが、単色クリーチャーである《とこしえの超人》のG・ストライクには対象に取られます。
これは「クリーチャーの能力で選ばれない」というのはバトルゾーンでトリガーしたクリーチャーの能力のみで選ばれないというものであり、G・ストライクはバトルゾーン以外でトリガーするものだからです。
《∞龍 ゲンムエンペラー》でも似たような裁定がありますね。
話は戻すと、《勝熱英雄 モモキング》はフィニッシャーとして優秀なカードなのですが、問題はこれをどうやって生かすかです。
キリフダッシュは先置きのクリーチャーで殴らないといけないのですが、問題は何を先置きしておくか、です。
基本的な狙いとしては2点→キリフダッシュ3点→ダイレクトを狙いたいので、2打点のクリーチャーが欲しいところ。
そうなると、複数クリーチャーを出しておくか、或いは除去されにくいクリーチャーを用意するのが理想的です。
そういう意味では以前「格安デッキ研究所」の方で紹介した《ジョリー・ザ・ジョルネード》はアンブロッカブル付与まで含めて非常に相性がいいのですが、それはさておき。
そんな中で《龍装艦 チェンジザ》は、超次元呪文と併せて複数のW・ブレイカーを配置することも出来ますし、《ジャミング・チャフ》で呪文を止めて相手の除去も避ける、と相性は中々いい方でしょう。

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ
■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。
《龍装艦 チェンジザ》自体は元々【チェンジザダンテ】だったり略称が諸説ある【チェンジザドンジャングル】といった基盤となるデッキがあったため、すぐにデッキとなったのも大きかったでしょう。
そんなわけで、《龍装艦 チェンジザ》+《勝熱英雄 モモキング》というデッキはちょくちょく見掛けることになりました。
基本的な動きとしては、かつての【チェンジザダンテ】に比べるとアグレッシブです。受けるというよりも、序盤から盤面に圧力を掛けていきます。
また十王篇からのカードとして、このデッキと《ウマキン☆プロジェクト》の相性は良好です。ちなみに私はこのデッキを組むために、16000円払ってこのカードを4枚揃えました。そんな馬鹿な。

【 クリーチャー 】
種族 トリックス / サイバー・コマンド / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー0000+ / コスト4
■バズレンダ [cc02](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc02]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc02]支払った回数、使う)
{OL}自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
実際、《ウマキン☆プロジェクト》か《龍装艦 チェンジザ》が通ると《勝熱英雄 モモキング》からいつでもリーサルがあるというのは中々怖いものです。
また冒頭で紹介したようにクロニクルデッキの「⿓魂紅蓮譚」じゃない方であるところの「覚醒流星譚」によって超次元呪文やサイキッククリーチャーにも嬉しい強化が。

【 呪文 】
文明 水/火/自然 / コスト5
■水、火、または自然の、コスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎カードを1枚引く。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶︎自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
デュエプレで撃ちまくっただろう《超次元リュウセイ・ホール》はここで新登場でした。中々CSレベルでの活躍は見られませんでしたが、私は色々モードが選べて好きでした。
そんなわけなので、個人的にはデュエプレでの活躍はどこぞの王騎将軍の画像のような気持ちで見ていました。嬉しいですね。
また、サイキックには新たなリュウセイシリーズが登場。

【 サイキック・クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水 / パワー5000 / コスト7
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。その後、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
■覚醒 :自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の火と自然のサイキック・クリーチャーがそれぞれ1体以上あれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
カード名:灼熱のリュウセイ・ボルケーノ
文明:火
コスト:7マナ
種族:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター
パワー:5000
コスト:7
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から3枚を表向きにする。そのうちの1枚のコスト以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は表向きにした3枚を好きな順序で山札の一番下に置く。
■覚醒 :自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の水と自然のサイキック・クリーチャーがそれぞれ1体以上あれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
カード名:大地のリュウセイ・ガイア
文明:自然
コスト:7マナ
種族:グリーン・コマンド・ドラゴン/ハンター
パワー:7000
コスト:7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■覚醒 :自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の水と火のサイキック・クリーチャーがそれぞれ1体以上あれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
────────────覚醒後────────────
カード名:真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:水/火/自然
種族:レインボー・コマンド・ドラゴン/ハンター
パワー:11000
コスト:21
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引き、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■パラレル解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーを裏返し、その3体のうちの1体にする)
こちらは3枚のリュウセイを無理矢理1枚にしたようなカードで、3面全て使い勝手がよく、正直これまでのサイキッククリーチャーより数段上のレベルのカードだったと思います。
サイキッククリーチャーも、今後何かしらの強化が欲しいですね。
最終的には相手の妨害を上手くくぐり抜けながら盤面の打点を通し、《勝熱英雄 モモキング》へと繋げていきます。
キリフダッシュをするとそのターンの行動は大きく制限されてしまいますが、《龍装艦 チェンジザ》さえ残っていれば、これを動かして《ジャミング・チャフ》が撃てたり、或いは《時の法皇 ミラダンテXII》にチェンジ出来たりと、キリフダッシュ以外の行動もできるのは嬉しい点でした。
結果として実績レベルでいうとそこまで結果を残せたわけではありませんでしたが、「まぁドラグナーと《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》が無ければそこそこ遊べるかなぁ」くらいのデッキには仕上がっていたと思います。
《龍装艦 チェンジザ》は活躍の長いカードでしたが、こうやってちょくちょく相棒を変えて活躍しているカードというのも中々珍しいんじゃないかと思います。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第144回は私の大好きな【チェンジザモモキング】でした。
このデッキ、当時ほぼ1人で脳内でデッキ組んで回して、「まぁ全部のデッキに45%くらいは勝ちそうだなぁ」と思いながら作りました。
夏頃に1回イベントがあったので使ったのですが、それっきりになっちゃいました。振り返ってみると残念です。リュウホもさ、もっと撃ちたかったよな~~~という。
というわけで、今回はここまでです。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。
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