【DM歴代名作デッキ】Vol.156~緑単轟破天~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.156~緑単轟破天~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 前回はヒロインBESTの絡みで【白単連鎖】の紹介をさせていただきました。

 今回もその流れといきたいところなのですが、実はヒロインBESTの5種族デッキは結構過去に紹介しております。幾つか貼っておきますので、ぜひご覧下さい。

 そんな中、ざーっとカードリストに目を通していくと1枚のカードと目が合います。

【 NEOクリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー17000+ / コスト9

■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■自分の進化クリーチャーすべてのパワーを2倍にし、「パワード・ブレイカー」を与える。それらは、それよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
■相手のパワーが12000より小さいクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、これが進化クリーチャーなら、かわりにその能力はトリガーしない。

 漢の中の漢、《オウ華武器・オウ禍武斗》です。

 現在の【緑単キャベッジ】のテンプレリストでは《地封龍 ギャイア》に枠を食われてしまってはいますが、《キャベッジ・セッションズ》によるコンボからの即時フィニッシュ性能などについては《地封龍 ギャイア》を上回っている部分もあり、《グレート・グラスパー》との相性もあって個人的には《オウ華武器・オウ禍武斗》を採用した構築を使用しています。

 そんな《オウ華武器・オウ禍武斗》の大元となっているカードが、ガチまとめではお馴染み?の《キングダム・オウ禍武斗 / 轟破天九十九語》になります。

 まー……より適任ライターはいるであろうことを承知の上で、私自身もこのカードを使った経験もCSに出た経験もありますので、それらを元にあのデッキをご紹介していきたいと思います。

 

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【緑単轟破天】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

九つの物語を征して 「緑単轟破天」

 というわけで今回の名作デッキは漢の中の漢、ロマンも豪快さもあるデッキである【緑単轟破天】になります。

 リストは2018年のカードこんな感じ。


 ちなみに、私が双極篇の2ブロック用で遊んでいたデッキも置いておきます。

 こちらはシンプルに《自然星人》でめっちゃマナを伸ばして《水上第九院 シャコガイル》をいっぱい投げて勝つ、という構造です。


 まず《キングダム・オウ禍武斗 / 轟破天九十九語》のテキストからおさらい。

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー14000 / コスト9

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■T・ブレイカー
■破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。

────────────呪文────────────
カード名:轟破天九十九語
文明:自然
コスト:10マナ
■各プレイヤーは、すべてのクリーチャーを自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。(マッハファイターなどの、そのターンの間働く能力は無視されない)

 上も下もとにかく強烈なことが書かれています。

 《キングダム・オウ禍武斗》はパワー14000のマッハファイターですが、「破天九語」という専用キーワードを所持しています。その内容は、バトルに勝ったときにシールドを9つブレイクするというものです。

 うっかりデュエマの初期シールドの枚数が10枚にでもなったのかと思いたくなるようなテキストですが、安心してください。シールドは5枚しかありません。

 そのため1回攻撃が通りさえすれば、横に《異端流し オニカマス》でもいればかなりケア範囲の広いリーサルが取れたりします。

 実は【緑単轟破天】とは全く関係ないのですが、私がその昔【チェンジザドンジャグル】を使っていたとき、どうしても緑ジョーカーズに勝てなくて困っていて、《フェアリー・ギフト》《キングダム・オウ禍武斗》の奇襲で倒すというルートを考えて、【チェンジザドンジャグル】に1枚だけ採用したことがあります。私はこれを藤井システムと呼んでいました。

 そんな豪快なクリーチャー面に劣らないくらい、呪文面もまた豪快なカードです。

《轟破天九十九語》は各プレイヤーがマナゾーンからクリーチャーを全て出すというもの。

 互いの総戦力をぶつけ合うみたいな感じで、信長の野望「新生」に最近実装された決戦システムみを感じます。

 この時、「出た時によって起こる効果はすべて無視する」ので、クリーチャーの出た時効果(cip)が発生しないのはもちろん、《異端流し オニカマス》や《ハッター・ルピア》といった「出た時〇〇なら」みたいなタイプのメタクリーチャーをも無視することが出来ます。

 また「出せない」「出す時に代わりに」みたいなタイプのクリーチャーの効果はちゃんと適応されます。《轟破天九十九語》は自分→相手の順にクリーチャーを出すので、例えば先に《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》《龍世界 ドラゴ大王》のような出し方をすると、相手のクリーチャーは墓地へと直行していくことになります。

 こうしたタイプの轟破天デッキも存在していますね。

 また《轟破天九十九語》のテキストにご丁寧に注釈がありますが、マッハファイターなどの効果は無視されないので、当然ながら《轟破天九十九語》を撃った側が勝てるように設計されています。

 そんな訳で【緑単轟破天】というデッキは、《轟破天九十九語》を撃ったのちに、マッハファイターで制圧・勝利するというのがコンセプトになるわけです。

 この時活躍するのが、このデッキの副将とも言える《ボントボルト》でしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー16000 / コスト12

■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■T・ブレイカー
■自分のターン中に、このクリーチャーがバトルに勝った時、次のターン、自分は攻撃されない。

 「緑のレジェドギ」なんて呼ばれたりもしましたが、《飛翔龍 5000VT》を同じ軽減効果を持ち、マッハファイターで、バトルに勝つと次のターン、プレイヤーは攻撃を受けなくなります。

 パワーも16000と高く、《轟破天九十九語》を撃った後に一旦《ボントボルト》で踏んで安全を確保してターンを渡す、という使い方が主となるでしょうか。

 またそうでなくとも軽減効果が乗ることから手出しプレイも可能で、《ボントボルト》でターンを貰って次のターンに《轟破天九十九語》を撃つ、という動きも可能です。

 撃つ前、撃った後、両方とも強いということで、このデッキを多く支えていると言っていいでしょう。

 

 デッキの動かし方は割とシンプルです。

 序盤はとにかくブーストでマナを伸ばしていき、《コレンココ・タンク》を目指します。

 ちなみに現在のグランセクトには確実4枚必要な《ジャンボ・ラパダイス》ですが、言うほど初動とリンクしていないので割とこの時は自由枠という認識です。

 まぁ《コレンココ・タンク》欲しいのであった方がいいのですが、少なくとも2ターン目に撃たなくてもいいかな、というカードではあります。

 《コレンココ・タンク》が通れば次は10マナということで、次はもう《轟破天九十九語》です。

 個人的にはビッグブーストは2種あるリストが好きなので、《ソイルピンプ・キャベッジ》《自然星人》のパッケージは結構お気に入りだったります。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8

■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを数える。
それと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンにタップして置いてもよい。
■自分のターンの終わりに、自然のパワー12000以上のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 

 自然星人、愛嬌があって好きなんですよね。グランメゾン・ドゥ・メイ様に出入りしていることでも知られています。

 最終的には《轟破天九十九語》を撃つことでゲームを決めますが、フィニッシュ自体は結構自由度が高いです。

 先ほど紹介した《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》みたいなロッククリーチャーによって相手に盤面を出させないというのも1つですし、また上に紹介した自然単ですと《古代楽園モアイランド》《龍装者 ジスタジオ》《ボントボルト》でロックをしてしまおうという構築になっています。

 相手も実質的にランデスされる状態になるので、反撃されることはないので安全に1ターン貰えるよってわけですね。

 また私が使ったものですと、《水上第九院 シャコガイル》を複数放り投げて山札を掘りきって勝ってしまおうという構築になっています。

 ちなみに受けが薄いのがわかりやすい弱点で、採用できそうなトリガーは《タマタンゴ・パンツァー》《ゼノゼミツ》、《アラーム・ラディッシュ / ナチュラトゥルー・トラップ》など、かなり限られたものになります。

 これら全てを積むスペースはないので、「まぁ1トリすれば御の字かな」くらいの枚数で妥協することにはなります。

 また、序盤のメタクリーチャーとして《デスマッチ・ビートル》を採用するパターンもあって、これで耐えてターンを貰うという構築もあります。

 個人的には《キングダム・オウ禍武斗 / 轟破天九十九語》は上も下も好きで、CSでも何度が使用したカードです。

 実は新規のグランセクトたちとの相性もそこまで悪くはないのかな、とも思っています。《オウ華武器・オウ禍武斗》のブロックされない効果とかも、実は《轟破天九十九語》から出しても強いよ、ってデザインにして貰えているのかもしれませんし。

 そんなわけで、機会があれば《キングダム・オウ禍武斗 / 轟破天九十九語》もまた使ってみたいですね。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第156回は私……以上に大好きな人がいる【緑単轟破天】でした。

 全然別の話をするんですが、こう振り返ってみると、ガイアハザードって元々それぞれの分野・デッキで個別に活躍しているんですよね。《キングダム・オウ禍武斗 / 轟破天九十九語》のデッキにあんまり《Q.Q.QX. / 終葬 5.S.D.》が入ることも《始虹帝 ミノガミ》が入ることもないし、《超機動罠 デンジャデオン / 地獄極楽トラップ黙示録》はなんか無限ループしているし。

 そんな訳で新規のグランセクトは、お姫様の元でガイアハザードたちが一同に介する……という中々熱い展開が可能なデッキと言えるでしょうか。

 ぜひヒロインBESTのグランセクトも触ってみて欲しいです。《オウ華武器・オウ禍武斗》入りで。

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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