こんにちは、神結です。
2026年になりました。今年も本シリーズをよろしくお願いします。
さて、昨年の1月に本シリーズは「5年ルール」を提示しました。これは単純に、本シリーズで紹介するデッキは誕生年から5年経過したものと決めましたよ、というものです。
本シリーズは元々、コロナ禍前後のプレイヤー層の変化に対して、「コロナ前はこんなデッキが活躍していたんだよ~~~」と紹介することをコンセプトにしていました(少なくとも私はそのつもりで書いていました)。
しかし超天篇もいまや昔。アフターコロナ世代も増えてあの時代のカードたちが影響力を失った現在、その区切りはあまり適切ではないなと思いまして、5年という区切りを設定させていただきました。
そして2026年になりましたので、せっかくなので新年一発目は2021年のデッキから紹介させていただこうかなと思います。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【赤白ノヴァ】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
新世代のスタンダードデッキ 「赤白ノヴァ」
というわけで今回の名作デッキは、【赤白ノヴァ】になります。
2021年よりアドバンス・オリジナルにレギュレーションが分かれていますが、一旦今回はオリジナル扱いということで。
リストは以下の通りです。
このデッキは、まさに本企画が冠する「名作デッキ」の名に相応しいデッキと言えるかもしれません。初心者から上級者まで、幅広いプレイヤー層が使える”新世代のスタンダードデッキ”と言えるようなデッキでした。
この時期に初心者にデッキを1つおススメするときは、だいたいこの【赤白ノヴァ】を推していたと記憶しています。
デッキの製作者は何度がこのシリーズでも名前が出ているマイケル(元Team SAGA)。このデッキを使用したZweilanceさんが何かのイベントで9-2の戦績を残したため「Zweilance 9-2」なんて呼ばれ方をしていたこともあります。
登場したのは2021年の比較的早い段階でしたが、コロナを経て4~5月頃から徐々に認知されていったと記憶しています。
デッキの主役はもちろん、デッキ名にもある通り《蒼き守護神 ドギラゴン閃》。こちらは全国大会2017のdottoさんの活躍をモチーフに登場したカードです。

【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
基本的な構想としては、2マナで何かしらのクリーチャーを置き、3ターン目に《“龍装”チュリス》から《蒼き守護神 ドギラゴン閃》に革命チェンジ。踏み倒しなどと合わせて3キルを狙う……というものです。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
しかしこれだけのデッキなら、わざわざ初心者におススメしたり、「名作」に相応しいなどといった紹介はしないでしょう。
このデッキの真に優れた点は、こうした強力なメインプランを軸にしつつも、それを支える多彩なゲームプランがあることでした。いうならばデッキに採用されている11種40枚のカードを使い倒して相手に6点突っ込むというのが、このデッキの狙いだと言えます。
2コストのクリーチャーのうち、《奇石 ミクセル》や《音奏 プーンギ》はゲームを引き延ばすことに優れていて、ゆっくりゲームを進めることを可能にしてくれます。
ちなみに《音奏 プーンギ》はGR召喚の効果を持っていますが、単純に呪文のコストを上げられるということで【5cコントロール】などに強かったことから、オリジナル・アドバンス変わらず採用されています。

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 光/火 / パワー1500 / コスト2
■自分のドラゴンの召喚コストを2少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
一方で2コストの中で《チャラ・ルピア》はかなり前のめりなカードと言えます。このカードの利点は《大爆龍 ダイナボルト》に繋がることで、ここから様々なルートに派生します。
一例として、《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》との組み合わせが有力です。

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / アーマード・ドラゴン / 文明 光/火 / パワー6000 / コスト5
■革命チェンジ:ファイアー・バードまたはドラゴン(自分のファイアー・バードまたはドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分のファイアー・バードすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
■自分のドラゴンすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》の革命チェンジ元はドラゴンかファイアー・バードということで、《チャラ・ルピア》・《大爆龍 ダイナボルト》いずれからもチェンジが可能です。

【 クリーチャー 】
種族 ダイナマイト・ドラゴン / レクスターズ / 文明 火 / パワー5000 / コスト4
■スピードアタッカー
■各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、アンタップする。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。進化の後、その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
そのため「《大爆龍 ダイナボルト》を起こしつつチェンジして2点だけいれて、次のターンの《蒼き守護神 ドギラゴン閃》への革命チェンジを見据える」だったり、「《龍装者 バルチュリス》と合わせて、2点2点1点1点でリーサルを組む」だったりといったプランがあります。
もちろん、《大爆龍 ダイナボルト》で2回殴って《龍装者 バルチュリス》を呼び出して《蒼き守護神 ドギラゴン閃》にチェンジするというプランも。

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》のファイアー・バードSA付与はかなり強力で、相手の視点小型ばかり並べているな~って場面から突然のリーサルを生み出したりできます。
メタクリーチャーで相手の動きを抑制しつつ横並べし、《ジャミング・チャフ》を撃って《龍装者 バルチュリス》+《蒼き守護神 ドギラゴン閃》と一緒に突っ込む……みたいなこともできますね。
当然ながら、ボードで有利を取り続けて勝てる相手であれば、《ボルシャック・サイバーエクス》を優先してチェンジすることもあるでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / サイバー・コマンド / 文明 水/火 / パワー7000 / コスト6
■革命チェンジ:水または火のコスト3以上のドラゴン(自分の水または火のコスト3以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選び、破壊する。
▶︎相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
といったように初心者は一旦《蒼き守護神 ドギラゴン閃》のパワーに頼りながらゲームを進めることで勝ち方を学ぶことができますし、《閃光の守護者ホーリー》が助けてくれることもあります。

【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / 文明 光 / パワー3500 / コスト9
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。
中級者以降は《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》などを上手く使って打点を生み出す、ゲームプランを考えるといったことが可能になります。
また初手を見たときにどういったプランを組んで、何のドローを受け入れとするか……というのも、やり込み要素と言えるでしょうか。
段階的にカードやデッキの使い方を学べる点でも非常にいい教材だと思うんですよ。突っ込んで踏んで負けて、じゃあどうすればよかったのかを学ぶキッカケになるといいますか。
あとなー、このデッキ安かったんだよね。dottoさんのデッキ(『レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命』のこと)買っていればかなり組みやすかったんですよ。
私の知る限り、マイケルは「初心者に優しく、にわか(※ここではTeamSAGAに所属しているプレイヤー個人を指す)に厳しく?」というプレイヤーであるので、そういう意味でも本当にいいデッキだなぁと5年経っても思う次第です。
最終的に《“龍装”チュリス》は2022年の1月に殿堂カードとなってしまうわけですが、それまでの期間「デュエマの入り口」のデッキであったのではないかと思っています。
ちょうど一年間、デュエマのわかりやすい入り口を蒼き守護神とサイゼリヤマンが守ってくれていた、という話になりますかね?
マイケルに見守られながらdottoさんを使って始めるデュエル・マスターズ、普通に理想のデュエマの始め方なのでは……?
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第177回は【赤白ノヴァ】でした。
【赤白ノヴァ】は決して2021年最強デッキではありません。
しかしその中で、私の記憶に深く刻まれたデッキでもあります。その理由は、本文を読んでいただければわかるのではないでしょうか。ですので今回、2021年の最初のデッキとして紹介させていただきました。
ちなみにアドバンス版だと、《音奏 プーンギ》用のGRを追加したり、或いは《超次元サプライズ・ホール》を採用したりでちょくちょくリストが変わったりもします。
というわけで今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週お会いしましょう。
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