このデッキはこんな人におすすめ! |
●リソースを伸ばす理性と爆発的に踏み倒す本能を兼ね備えたい! ●ヴィルヘルムに対していつまでも高級カードという印象を持っている ●10分くらいガイアッシュの存在を頭の中から追い出せる |
村民・コロコロ2025年7月号を買いました・まんじゅうです。多くを語ることはできませんが、べらぼうに興奮していることをここに明記しております。
2ヶ月連続で新弾が出るという豊穣期を前に、どうにかネタを捻り出さんとしている当企画格安デュエマ研究所。

格安研究員として働き始めて約45ヶ月。2023年からはほぼ毎月格安な男になろうと画策しているのですが、どうしてもネタ切れというものは襲いかかってくるもので。
浮かぶアイデアのことごとくが予算をオーバーしてしまう……そんな恐怖に苛まれていたある日。締切に怯える私に救いの手を差し伸べてくれたのは、
しょうがないカジュねぇ……これを使うカジュよ
やたらデッキ作りが上手い人でした。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキおよびドリーム英雄譚の定価(=約5000円)以内」という基準に則っていきます。

(シングル価格は、執筆(2025/6/13)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
破壊と破壊のその先へ:安価に悪夢を見せるには

【 進化ドリーム・クリーチャー 】
種族 サイバーロード / オリジン / 文明 水 / パワー13000 / コスト12
■ハイパーエナジー (このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■進化 :自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の進化ではないクリーチャーをすべてと、手札と墓地を山札に加えてシャッフルする。その後、山札の上から6枚を見る。その中から、クリーチャーを3体まで出し、残りを手札に加える。
《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》。ナイトメアクリーチャーとして鳴り物入りで登場した、歴代キリコと同じく山札からのダイナミックな踏み倒しを行うDreaMな1枚です。
冒頭の通りネタ切れに喘ぐ私に、ヴィル2種を投げ付ける手段としてカジュアるさんが提示してくれたこのカード。排出率の低いDreaMレアながらやたらと安くなっていたおかげで、デッキの基盤や防御面にもある程度予算を割く余裕がありそうです。やらいでか。
意気揚々とデッキを組んで調整を行っていたところ、ある問題に直面します。《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》からヴィル2種を射出するだけの現状では、フィニッシュ力が足りなかったんですよね。
様々な領域に破壊をもたらすことはできても、それだけでは現代デュエル・マスターズにおいて勝利を掴みにくかったんですよ。もっと直接的に勝利を手繰り寄せられる切り札を、追加で選定しなければならないようです。
《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》から出して強く、ヴィル2種を投げ付けるコンセプトの邪魔もせず、手札から多色を逃がすタイミングが少なそうなデッキに寄り添う単色の格安カード。これらの要求を満たすカードがないものか……とウンウン唸る私に、カジュアるさんがかけてくれた言葉は。
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》で盾焼いて《偽りの王ヴィルヘルム》の3ブースト起動するっすね~
なんとも甘美な響きに満ちていました。
デッキレシピ:ヴィル×2ナイトメア


デッキの合計価格は4920円(2025/6/13時点)でした。
小型クリーチャーを並べながらなる早で《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》を着地させ、リソース稼ぎからの召喚やら踏み倒しやらによってデカブツを叩きつけるのがメインプランです。
デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」ボタンから欲しいカードを選択して「在庫チェック」ボタンを押すと、直接カーナベルでカードを購入することができます。便利ですね。
採用カード解説
メインカード
《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》

【 進化ドリーム・クリーチャー 】
種族 サイバーロード / オリジン / 文明 水 / パワー13000 / コスト12
■ハイパーエナジー (このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■進化 :自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の進化ではないクリーチャーをすべてと、手札と墓地を山札に加えてシャッフルする。その後、山札の上から6枚を見る。その中から、クリーチャーを3体まで出し、残りを手札に加える。
130円
コンセプト。引きまくり、タダ出しまくり、モテまくり。
本デッキは歌姫自身と、歌姫を早期に着地させるためのカードと、歌姫から踏み倒すためのカードの3種類で構成されています。ゲーム中は常に彼女のことを意識ながら立ち回っていきましょう。
DreaMクリーチャー特有の同名制限にはくれぐれもご注意を。《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》の上に《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》を乗せる行為もNGなので、基本的に歌姫のライブはゲーム中一度きりのイベントだと思っておきましょう。絶唱要素回収。
必然2枚目以降はマナに逃がすことになると思いますが。手札に相当余裕があれば、場にいる《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》が退かされた時用に1枚手札に抱えておけると、カウンターで状況に対処しやすくなるはずです。除去=ガチャ引き直しな彼女がわざわざ除去されているタイミング、中々ピンチなはずでしょうし。
《偽りの王ヴィルヘルム》《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》

【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 闇/火/自然 / パワー12000 / コスト9
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、カードを1枚、相手のマナゾーンから選び持ち主の墓地に置く。
相手のカードがどこからでも墓地に置かれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
T・ブレイカー
110円

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / キング・コマンド・ドラゴン / リキッド・ピープル / 文明 水/闇/自然 / パワー15000 / コスト10
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のカードをバトルゾーンから1枚、マナゾーンから1枚、さらに相手の手札から見ないで1枚、選ぶ。相手はそれらを自身の墓地に置く。
■自分のターンの終わりに、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーはカードを2枚引く。
180円
コンセプト。両者とも相手には様々な破壊を、自分には継続的なリソース補充を行ってくれます。あの《偽りの王ヴィルヘルム》が缶ジュースより安いんですってよ奥さん。
最序盤から(主に《天災 デドダム》のせいで)文明の支払いがシビアになりがちなこのデッキにおいて、コイツらは土地としても有用です。1ターン目にチャージできるとその後がすこぶる楽になるので、初手に引き込んだら迷わずマナに埋めてしまうのがベターでしょう。後々マナ召喚権持ちにもアクセスできるでしょうし。
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー11000+ / コスト10
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
パワーアタッカー+3000(攻撃中、このクリーチャーのパワーは+3000される)
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに、持ち主の墓地に置く。
70円
フィニッシャー。元々はヴィル2種をポイポイするだけのデッキだったんですが、カジュアるさんとのスパーリング中に発覚した「このデッキ勝つ気無さすぎね?」問題を解決すべく現れた、全身ゲーム終わらせマンです。
いわゆる盾焼却がフィニッシュ手段として安定した強さを誇っているのは言わずもがな。《偽りの王ヴィルヘルム》をガン積みしているおかげで、焼却時に3ブーストのオマケが付いてくる可能性があるのが素晴らしいですね。
初動・リソース補充カード
《奇跡妖精メルクリ》《珊瑚妖精キユリ》

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 水 / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク (このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■各ターンに一度、自分の光、水、または闇のクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
80円

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー2000 / コスト2
■各ターン、自分のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
50円
2コスト初動群。毎年スゴイ新人出てきますねこの領域。
《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》の進化元になりつつ、単体で《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》のコストを(ハイパーエナジーによる軽減も併せて)3コスト軽減してくれます。G・ストライク持ちの前者と場持ちの良い後者、どちらもコンセプトにフィットしてくれていますね。

ハイパーエナジーとの相性が良く、手札も増やしてくれる《ツイン・シックス》は確定採用で問題無いでしょう。ジャストダイバーのおかげで場持ちも良いですし。……って締切直前までこの辺に書いていたんですが、様々な値上がりでお財布が爆発してしまったため泣く泣く採用を見送りました。
3種ともそれぞれに長所・短所はあるので、お好みに合わせて枚数をいじって遊んでください。
《天災 デドダム》

【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。
380円
他の採用カードと比べてダブルスコア気味に高額なカード。あと3回再録されるかいきつよ入りするかしてくれないと安心して使えませんよコイツ。
・水文明のクリーチャー
・デッキ唯一の3コスト
・cipでマナ加速+手札補充しつつ《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》で出したいクリーチャーを墓地に逃がせる
・《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》から捲れてもまあまあ強い
と、《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》との相性はまさしく抜群。流石に減らす理由がねえな……ということで無理やり4枚ねじ込んでいます。
《ヨビニオン・クロウラー》

【 クリーチャー 】
種族 アースイーター / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
■ブロッカー
■ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに手札に戻してもよい。
50円
多面展開要員。現状の構築ではコイツをプレイすることで、確実に1コスト+α分《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》召喚ラインに近付くようになっています。具体的には、
・コスト軽減orマナ加速による1コスト分
・呼んできた小型をハイパーエナジーのコストにして2コスト分
・《ヨビニオン・クロウラー》自身もハイパーエナジーのコストにして2コスト分
という計算で、着実に《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》の召喚を早めてもらえるわけですね。
4コストでリソースを伸ばすヨビニオン持ちと言えば、あと10年は格安にならなそうな《ヨビニオン・マルル》のことがチラついてきますが。モヤシブロッカーという個性が立ち上がりの遅さ・薄めの防御面・盤面処理に対する弱さという3つの不安を緩和してくれるので、このデッキにおいては単純な下位互換とはなりきらないのです。
防御カード
《ソウルスカーレット アカネ》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / フュージョナー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のエレメントを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■超魂X (これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■自分のターンに一度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
130円
激強生物。マナ召喚権を除去持ちトリガーに持たせても全然過剰な強さにならないの、カードパワーの底上げをヒシヒシと感じさせますね。
序盤に引いてしまうとどうしてもマナに逃がしがちなデカブツ共を手札消費0で召喚できるため、多面展開に伴って手札が目減りしていくコンセプトと上手く噛み合ってくれます。S・トリガー持ちなおかげでカウンター気味に《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》を出せる点、《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》から出しても十分に働ける点もSo Good。
《暴淵 ボウマ=ダンマ》

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー3000 / コスト6
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
50円
プレイしやすさが10倍くらい上がったデスハンズ。あと何回弊研究所で動員されるんでしょうかこの人。
コスト軽減能力持ちの2コスト生物を捻るだけで、3マナで確定除去を投げつけられる凄まじい1枚です。お得にプレイした高コストクリーチャー自身も次なる軽減の種になる、というハイパーエナジーの美しいデザインが光りますね。
デッキの回し方
①まずは展開!狙え5ターンナイトメア
2~4コストの小型をドンドン並べていき、リソースを確保しながらハイパーエナジーの準備を整えていきましょう。
3ターン目に《天災 デドダム》を出せるととても動きやすくなるので、1ターン目は多色カードをマナに埋めておけると良いですね。
②耐えの中盤!アカネがいると色々楽ね



理論上4~5ターン目には《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》をプレイできる構造ではあるものの、毎度そうはいかないのが世の常。《ヨビニオン・クロウラー》のモヤシブロッカーや↑の3種で命を繋ぎましょう。
合間に《ソウルスカーレット アカネ》をプレイしておけると、その後のゲームメイクがグッと楽になります。《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》の着地はもちろん、試合がもつれた時にヴィル2種を投げ付ける難易度が下がるので、状況次第ではシールドに祈ることもアリですね。
③神歌絶唱!弾けろヴィルヴィル★ナイトフィーバー
ハイパーエナジーによる軽減込みで12マナを捻出できるようになったらライブの時間!《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》で大型獣の踏み倒しを狙いましょう。
3体デカブツを踏み倒せれば御の字ですが、毎度そう上手くはいかないはず。空いたスキマに《天災 デドダム》や《ソウルスカーレット アカネ》を差し込めると予後が良いですよ。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。まずは何より……
《流星のガイアッシュ・カイザー》

【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / グリーン・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水/自然 / パワー8000 / コスト6
■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
2080円
コイツに言及しないのは噓でしょう。どうやったって格安にはなりえないカードなのでハナから採用を諦めていたのですが、予算の縛りが無い世界であれば是非とも仲間に迎え入れたいところです。
公開領域に置いておくだけでプレッシャーを与える踏み倒しメタ、とりあえずでポン置きしても嬉しい2ドロー+攻撃制限、そこそこ場持ちの良いパワー、何よりコイツひとりで《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》を6コスト分もインチキできる軽減能力……。あるとないとでは世界の見え方が大きく異なることでしょう。
《爆藍月 スケルハンター》《魔誕の斬将オルゲイト》

【 クリーチャー 】
種族 グレートメカオー / 文明 水 / パワー7000 / コスト7
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引いてもよい。
■相手のクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。
■相手のクリーチャーは、ターンのはじめ以外、アンタップしない。
780円

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 水 / パワー7000 / コスト7
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■相手のターン中に、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時、自分もその能力を使ってもよい。
1280円
《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》から出てきても嬉しいタイプの中継ぎ連中。前者も後者も延命とアド稼ぎに貢献してくれます。
コンセプト上被りにくい7というコストも魅力的ですね。ハイパーエナジーの強さを存分に発揮してくれます。
《忍蛇の聖沌 c0br4》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 闇 / パワー5000 / コスト6
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■相手のターン中に、このクリーチャーが出た時、このターンに2つ以上自分のシールドがブレイクされていなければ、このクリーチャーを破壊する。
200円
多面展開兼防御枠。当初はメインデッキで頑張ってもらっていたんですが、《天災 デドダム》に圧迫された財布の負担を減らすため泣く泣く不採用に。
蘇生対象がデッキの半分程度しかいないため若干の不自由さはあるものの、それを差し引いてもハイパーエナジーデッキにおけるコイツの背中はとても広く大きいもので。特にデッキの潤滑油である《ソウルスカーレット アカネ》を釣り上げられるのが素晴らしく、1枚シールドに埋まっているか否かで殴ってくる対面への勝率が大きく変わる……と言っても過言ではありません。
《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》

【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 光/水/闇/火 / パワー12000 / コスト10
■ハイパーエナジー
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その後、自分はカードを1枚引く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、シールド化してもよい。
■このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。
1580円
真・フィニッシャー。盾焼却のついでに盤面除去と《ブレイン・タッチ》をこなしてくれる、令和の全身ゲーム終わらせマンです。
ハイパーエナジー持ちなフィニッシャーであるおかげで、本来のデッキコンセプトから道をそれずに運用できるのが嬉しいポイント。4文明の支払いが中々大変なので《ソウルスカーレット アカネ》を中継するのがほぼ前提になりはするものの、《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》の弾としてもサブプランとしても強力なので是非とも採用したいですね。
《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》

【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 デモニオ / 文明 闇/火 / パワー11000 / コスト8
■ハイパーエナジー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが出た時、相手は自身の、シールドを3つ、手札を2枚、クリーチャーを1体選び、自身の残りのシールドと手札、クリーチャーをすべて墓地に置く。
■各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、闇または火の、コスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
3880円
真・フィニッシャーその2。「1枚で相手のカードをできるだけ多く墓地に落とす」「ゲームに勝つ」というふたつの条件を高いレベルで満たしてくれます。
《偽りの王ヴィルヘルム》の横に添えることができれば、それはそれは大量にマナブースト権を獲得できることでしょう。《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》から射出できれば、そのターンの内にリーサルを狙うことだって夢ではありません。
おわりに
という訳で、【ヴィル×2ナイトメア】の紹介でした。
あの《偽りの王ヴィルヘルム》がワンコインどころかワンハンドレッドで買えてしまうの、ここまで書いてなおホンマかいなと疑ってしまいます。環境が高速化しようとも【キューブ】的需要で高値をキープし続けるもんだと思っていたので、実はもしもボックスで何らかが改変された世界線に飛ばされたんですよ~と言われても納得しますよ私。
トレジャー再録やら構築済みデッキやらの施策で積極的に需要の高いカードを再録するようになってくれた今、あの頃は手が出せなかった切り札達が驚きのお値段に!という話も珍しくなくなってきたわけで。昔ショーケースの前で語らったご友人に「今ヴィル100円で買えるってよ!……だからさ」と話題を振るところから始まる #デュエ募 もあるかもしれませんね。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!
【格安デュエマ研究所】研究成果一覧
