皆様こんにちは、たけじょーです。暦の上では早くも秋ですが、相も変わらずやたらに暑い毎日。いかがお過ごしでしょうか。
この時期、移動だけで体力がガリガリ削られるのが本当につらい。早く涼しくならないかなあ……春は花粉症、夏は灼熱、冬は極寒。唯一残されたオアシス、それが秋。デュエマ・美食・読書・音楽・スポーツ・台風・美食・ゲーム・映画・旅行・美食。それが秋。
早く来てくれーーーーッ
およそどうしようもない悩みを吐き出したところで、本日の本題です。
『デュエマGT、読んでる?』
目次
Q.『デュエマGT』って、何?
A.正式名称『デュエル・マスターズGT -Gear of the Twin heart-』。週刊コロコロコミックにて連載中の、デュエマ公式スピンオフコミックです。
舞台はドラゴン・サーガのその後。主人公は英雄グレンモルトの双子の子供、グレングラッサとグレンタレット。デュエマを代表するクリーチャーの1体となった《龍覇 グレンモルト》の血を継ぐものということで、存在が判明した当時から大きな反響を呼んだ二人がついに主役に。
ドラゴン・サーガ本編にて開催された武闘レース「デュエル・マスターズ」から20年。父の伝説を超えるためレースへ参加するグラッサ&タレットの活躍を描く、王道の大冒険活劇です。
この漫画、未読の方にオススメする理由はいくつもあるのですが……まずは熱いストーリー!「偉大な父とその子供」という少年漫画の鉄板とも言える構図をデュエマ背景世界で展開していく仕立て、これが面白くないはずがないんです。
また、デュエマへの愛に裏打ちされた描写・表現の数々も大きな魅力。台詞回しやルビのふり方一つに至るまで、「ああ、デュエマだな」となること請け合いです。
モブクリーチャー達もどっかで見たことあるやつばかりだし……(君は全部見つけられたかな?)。
あんなイラストやこんなイラストをオマージュした構図も多々(君は全部見つけられたかな?)。
多くを語りすぎるのも野暮ってものなので、要は今すぐ読め!というお話でした。執筆時点だと5話までぜーんぶ無料で読めちゃいます。お得~。
先日の「【デュべり部】」でもばにら所長がその魅力を語っているので、こちらも是非。ネタバレを上手ーく回避しながら面白ポイントが紹介されてますよ。
……ということで未読の皆様には申し訳ないんですが、こっから先はネタバレ解禁です。執筆時点で無料公開中の5話までの内容にガッツリ踏み込んでオタク語りしていきます。
読み進めたいならいますぐココから5話まで読むこと!警告は致しました!
Q. この漫画、キャラ立ち良すぎない?
A. 全キャラ魅力的で困る。推しを絞れないオタクになってしまう。
まず主人公コンビ・グラッサ&タレットがイイ。村上ヒサシ先生のキュートでヒロイックなデザインはそのままに、菊妻ヒロキ先生の力強くメリハリの利いた画でガシガシ動いてくれます。
グラッサの戦う動機はズバリ「父を越えること」なわけですが、そこには父の戦いの物語が好きだった、という幼き日からの想いがある様子。物語とは何ぞや、を定期的に問いかけてくるデュエマらしいモチベーションです。
モルトの偉大さを誰より身近に感じてきたからこそ、己の力で越えてみせたい。それを支える力になるドラグハートが《爆炎大剣 ガイサーガ》というあたり、若さと青さを感じずにはいられません。思わず応援したくなる。
弟・タレットはどこかの教祖師・《龍覇 ラブエース》の説く「愛」の信奉者伝道師。一見キテレツな子に見えますが、「誰かを守りたい」「支えたい」という光文明のいいとこだけを凝縮したみたいなキャラクターです。
この愛というのも「ヒロインBEST」はじめ、度々デュエマで取り上げられるテーマ。グラッサが「物語」を、タレットが「愛」を。二人合わせてデュエル・マスターズ、というわけですね。すげー。
ここに絡んでくるみんなの元凶・ミロクは相変わらずやってることヤバいのに憎めない絶妙なバランス。でもこれまででは一番体張ってるし、なんとなく責任は取ろうとしてる感あるのが高評価です。当たり前だろとか言わない。
あとは多くのファンに衝撃を与えた新キャラ・Q.E.Deux.についても。すっかり残念な美女として認知されてしまった《龍素王 Q.E.D.》のスペアボディということで、同系統ながらどこか憂いを帯びた表情がそそりますね。
……なんて言ってたら爆速で妻を名乗る不審龍になっちゃうんだものな。でも、これはこれで。
彼女の言動はいかに《Q.E.D.》が《デッドマン》を想っていたか、ということの裏付けでもあります。友愛か恋愛かはさておき、これも紛れもなく愛。受け継いだ愛を乗り越えて、自分だけの愛を見つけ出す……彼女もまた、物語と愛の存在なワケです。
改めて考えるとすごいデュエマデュエマしてるキャラばかりの漫画ですね。最新話では《キング・ロマノフ》に《グレンフルール》なんて爆弾も投下されたことですし、今後も目が離せません。
Q. この先の展開、マジで読めなくない?
A. 正直あと2,3個は爆弾抱えてそう。なんてったって《ミロク》《Q.E.Deux.》《デッドマン》で飽き足らず《煉獄大帝 キング・ロマノフ》に《グレンフルール》ですからね。とにかく展開が早い。
早いだけでなく、要素もとことん多いです。ドラゴン・サーガ世界への関与が明言されていた《ミロク》はともかく、いきなり《ロマノフ》出てきたときには腰が抜けました。背景ストーリー界隈はえらいことになってるんじゃないでしょうか。
このはちゃめちゃっぷりの「解説」がどこまで本編中でされるかは謎ですが……まあここはデュエチューブがなんとかしてくれるのでしょう。
既存の別作品に例えるのも野暮かもしれませんが、この漫画を読んでいるときの感覚、マヴでキラキラなあのアニメに近いんですよね。なじみ深いキャラクター(クリーチャー)が未知の冒険に繰り出していく。そしてそれがめちゃくちゃ面白い。
なぜならば、毎回ごとにファン向けのサプライズが仕込まれつつ、かといってそれによりかかったコンテンツでは全くないから。王道のアツいストーリーがど真ん中に一本通っている。
素人感想で誠に恐縮ですが、すげー漫画だな……と。来週も楽しみですね。生きがい。
あとは、展開は展開でも「商品展開」ということで、やっぱり期待しちゃうのがカード化ですよね。既存キャラの新たな姿は勿論、《Q.E.Deux.》《グレンフルール》の参戦も何卒よろしくお願い申し上げたい。
今年の下半期は「デュエキングVS」に「モルトの書」そして「エピソード4」とどっからどう見ても超次元推しですし、なかでもドラグナーはホットなトピック。おあつらえむきに《爆熱剣 バトライ刃》も帰ってきましたし、新規の大量追加も夢じゃないはず!
過去には「デュエル・マスターズ紅蓮」からカード化された《爆暗黒 ブラックアイラ》、「STORY OF DUEL MASTERS コード・ベスティ」より実装となった《神化のカルマ シフォン》など、漫画作品初出クリーチャーの参戦事例もちらほらございます。大いにありうると思いますよ。
まとめ
- とりあえず『デュエマGT』読もう!
- 細部に宿るドラゴン・サーガ愛に震えろ
- 当然私は先読み勢ですとも
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!
構成:川崎大輔の漫画を題材に記事書くの正直マジでビビる。めっちゃくちゃ面白いです。毎週楽しみにしてます。伝われーッ。