【S・バックからペテンシーまで】環境に抗え!手札誘発カウンター大全【2025年9月版】

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【S・バックからペテンシーまで】環境に抗え!手札誘発カウンター大全【2025年9月版】

 皆様こんにちは、最近大会での戦績が芳しくないたけじょーです。あと1位届かずで予選敗退とか、折角予選を抜けてもベスト16で敗退とか、ここ数週間そんな具合なんですよね。ぐぬぬ……。

 とはいえ一回一回の蓄積は大事にしたいので、こつこつと棋譜をつける習慣を復活させました。一歩一歩着実に成長していきたいですね。


 さて、今週の時事ネタでは、そんな競技シーンで見ない日はない「カウンター」について取り上げようと思います。

 デュエル・マスターズの醍醐味と言えば逆転。そして最もメジャーな逆転方法と言えばS・トリガー。しかし、それだけではありません。デュエマには、他にも多種多様なカウンターギミックが存在しています。

 今回は各種カウンターギミックの中でも、手札から発動できるものに絞って一挙ご紹介。メジャーなものからマイナーなものまで取りこぼしがないよう、DECKMAKERとにらめっこいたしました(もし抜け漏れがあったらこっそりDMで教えてくださいね)。

 この手のカウンターを扱う上で大事なのは、ズバリ知識。知っていればプレイングで回避できるものも、知らなければまんまとワナにかかってしまいます。環境を読んで的確に採用できれば、見事に相手を術中にハメて圧勝できちゃうかも?

知識とは、エネルギーであり、
戦力であり、そして勝利である。

 「あの時ちゃんと調べておけば……!」とならないためにも、ここで一挙にインプットしておきましょう。結構ボリューミーになっちゃったのはご愛敬!

目次

攻撃に反応してカウンター

 最もメジャー、かつ条件が比較的満たしやすいカウンター条件です。自分や相手のクリーチャーのアタック、またはシールドブレイクに反応して発動できるものをまとめて紹介します。

 ……ただし、宣言のタイミングの都合で相手の攻撃がキャンセルされた場合は発動できなくなってしまうのでご注意を。《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》、なんてやつだ。

ニンジャ・ストライク/ウラ・ニンジャ・ストライク

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / シノビ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3

■ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / グレートメカオー / シノビ / 文明 水 / パワー3000 / コスト3

■ウラ・ニンジャ・ストライク3(水)
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。次の自分のターンのはじめまで、その捨てたカードと同じコストの相手のクリーチャーはすべて、攻撃もブロックもできない

 相手の攻撃、またはブロックに反応してタダでドロンと見参。ターンの終わりに山札の下に帰っていきます。マナさえ溜まっていれば文明も種族も問わず運用可能な柔軟性の高さが魅力で、かつては幅広いデッキを支える名脇役として活躍していました。

 派生能力のウラ・ニンジャ・ストライクは文明指定が加わってやや組み合わせ先が限定された代わりに、従来にくらべて格段に出力が跳ね上がっています。

 特に《裏斬隠 テンサイ・ハート》は普通に召喚できるサイズ感、かつ選ばずに攻撃を止められるということで注目されている1枚。単に防御専用というわけでなく、能動的に使えるかどうかが採用のカギかもしれません。

ニンジャ・チェンジ/ニンジャ・K

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 光 / パワー9500 / コスト7

■ニンジャ・チェンジ5(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、この攻撃中に自分が「ニンジャ」能力を使っていなければ、手札にあるこのクリーチャーと、自分のコスト5以上でメカまたはシノビのクリーチャー1体を入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーをすべてタップする。
■相手のクリーチャーは、出たターン攻撃できない。

【 呪文 】
種族 シノビ・ワード / 文明 闇 / コスト6

■ニンジャ・K3(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、その攻撃中に自分が「ニンジャ」能力を使っていなければ、自分のコスト3以上の、メカまたはシノビのクリーチャーを1体、手札に戻してもよい。そうしたら、この呪文をコストを支払わずに唱える)
■相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。

 新たなニンジャ能力として登場したのがニンジャ・チェンジとニンジャ・K。場のシノビを手札に回収することでクリーチャーを出したり呪文を唱えたりすることが出来ます。ニンジャ・ストライクで出したクリーチャーを手札に戻せば使い回しが効くので超便利。

 条件の都合上シノビデッキでの活躍が主体となるのですが、その分攻撃の一切をシャットアウトする《聖カオスマントラ》やリソースを一気に取り戻す《救う混沌 ムササビマントラ》、《裏切の決闘》などスペックは粒ぞろい。変幻自在のカウンターをお見舞いしましょう。

《瞬現の聖沌 n41kun4》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 光 / パワー1000 / コスト3

■このクリーチャーは攻撃できない。
■ウルトラ・セイバー:メカ(自分のメカが離れる時、かわりにこのクリーチャーを破壊してもよい)
■相手のクリーチャーが攻撃する時、自分のメカがあれば、このクリーチャーを自分の手札から出してもよい。

 ニンジャ・チェンジやニンジャ・Kと相性バツグンなのがこの《瞬現の聖沌 n41kun4》。相手の攻撃に合わせて同時に宣言することで、《瞬現の聖沌 n41kun4》を出す効果を先に解決→即チェンジorK、と動くことが可能です。

 注意して欲しいのは宣言のタイミング。「使うカードを一旦全部宣言する→一つ一つ効果を解決する」というのが正しい処理の順番です。《瞬現の聖沌 n41kun4》を見せて出す→ニンジャ・チェンジを見せる、という流れにはならないのでご注意を。宣言は一括でお願いします。

S・バック/スーパーS・バック

【 呪文 】
種族 サイバー・ワード / 文明 水 / コスト5

■S・バック:サイバー(サイバー・カードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、コストを支払わずにこのカードを実行する)
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■カードを2枚まで引く。

【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 文明 自然 / パワー9000 / コスト8

■多色マナ武装5:このカードが自分の手札にあり、自分のマナゾーンにカードが5枚以上あって5文明がそろっていれば、このクリーチャーは「スーパーS(ストライク)・バック」を得る。(カードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚する)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■相手のドラグハートは龍解できない。
■W・ブレイカー 

 条件を満たしたカードがシールドから手札に加わる際、それを捨てることで発動。タダでそのカードを使うことが出来ます。シールドブレイクが必須となることや手札が増えなくなってしまうことなど気になる点もありますが、自分で自分のシールドを割って発動したりといった応用も効くのがグッド。

 スーパーS・バックは現状《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》のみが持つ能力。どんなカードを捨てても発動できるS・バックです。相手の龍解を封じる唯一無二の能力も併せ持つため、《モルトVERSUS》の登場で強化されるドラグハート戦術への対抗策として使えるかも。

サバキZ

【 呪文 】
種族 裁きの紋章Z / 文明 光 / コスト5

■サバキZ(裁きの紋章が自分のシールドゾーンから手札に加えられた時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、この呪文をコストを支払わずに唱える)
■コスト7以下のメタリカを1枚、自分の手札から出す。
■この呪文を自分の手札から唱えた後、墓地に置くかわりに自分のシールド1つの上に表向きにして置く。

 裁きの紋章がシールドから手札に加えられたとき、それを捨てることで踏み倒し可能になる能力。一見するとS・バックと大差ないように思えますが、実はブレイクによって手札に加わろうとしている時には発動できないS・バックと異なり、ブレイクされたシールドの中のサバキZは発動可能。

 例えばあなたのシールドがW・ブレイクされたとき、シールドの中身が《アビスベル=ジャシン帝》と《秩序の意志》だった場合。この《秩序の意志》は発動できません。しかし、《憤怒スル破面ノ裁キ》と《煌世主ノ正裁Z》だった場合、そのまま《憤怒スル破面ノ裁キ》を捨てて《煌世主ノ正裁Z》を唱えることが可能なのです!

 自分のシールドを積極的に回収しサバキZを繰り出す専用デッキ【サバキZ】には独特の使用感があり、熱心な愛好家がいることで知られています。忘れたころに活躍する息の長いデッキですので、気になった方はこれを機に是非。

逆転撃

【 呪文 】
文明 闇 / コスト4

■逆転撃[闇(3)]:クリーチャーが自分を攻撃する時、その攻撃中にまだ「逆転撃」を使っていなければ、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめに[闇(3)]を支払う。支払えなければ、自分はゲームに負ける。
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-∞する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

 王道篇で各文明に1枚ずつ実装されたギミックで、相手の攻撃に合わせて使用。次の使用者のターンのはじめに使用コストを後払いする必要があり、もし支払えなければそのままゲームに敗北してしまいます。

 一見するとなかなか極端なデメリットですが、ここはデッキ構築で補いたいところ。自然文明を絡めてマナに余裕を持たせる、あるいは革命チェンジなどマナを使い切っても問題ない戦略と組み合わせるなど、発想力の見せ所です。普通に使ってもなかなかコスパのよいカードばかりなのも嬉しいですね。

敗北寸前でカウンター

 シールドが0のとき、ゲームに敗北するときなど、ギリギリの土壇場ではじめて発動できるカウンターカード達。条件が厳しい分、爆発力の高いものが揃っています。

 下手に決着を急いでちゃぶ台返し……なんてことを引き起こすのがこれらのカード達。相手のデッキに入っていそうなら、一度冷静になって攻め時を見極めましょう。手札破壊や除去耐性で対策してから攻めるのも◎。

革命0トリガー

【 NEOクリーチャー 】
種族 マスター・ハザード / グランセクト / 文明 自然 / パワー17000 / コスト8

■革命0トリガー:クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1つもなければ、自分の手札にあるこのクリーチャーを表向きにしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが自然の進化ではないクリーチャーなら出し、このクリーチャーをその上に置く。
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
■相手のパワー5000以下のクリーチャーは、自分を攻撃できない。

 ダイレクトアタックされた時に発動できる、最後の防衛線。呪文であればそのまま唱え、クリーチャーであればタダで出すことができます。デュエプレでお世話になったという人も多いのでは。

 特にクリーチャーの0トリガーは強力で、山札からめくれた進化元のクリーチャーも含めてタダ出しできます。山札1枚目が非進化クリーチャー以外だとハズレとなってしまうので、ここは構築単位で調整を。

 そんな発動条件の都合もあり、後年になって登場した《革命の絆》《トワイライトMk.2 Type オロチ》《天地革命 バラギアラ》はNEOクリーチャーとなっています。自分自身がめくれても進化元として問題なく効果が発揮できるわけですね。いずれも環境で見ない日はない種族持ちですし、「万が一」を疑う日も来るのかも?

《完全防御革命》

【 呪文 】
文明 火 / コスト3

■自分のクリーチャーを1体選ぶ、このターン、そのクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップする。
■相手が、クリーチャーによる攻撃以外の方法でゲームに勝つ時、かわりに自分の手札にあるこのカードを捨ててもよい。

 手札から捨てることで相手の特殊勝利を回避できる、かなり独特な効果を持つカード。革命編の主人公・《燃える革命 ドギラゴン》がラスボス・《伝説の正体 ギュウジン丸》の特殊勝利に対抗する姿を効果に落とし込んだ1枚です。

 ストーリーの再現度は非常に高いのですが、問題はこの敗北回避が一度きりの使い切りであるということ。例えば《お目覚めメイ様》による勝利なら一度は避けられるのですが、山札切れには無力です。時と場、そして環境を読んで投入することになるカードと言わざるを得ないでしょう。

鬼エンド(一部)

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6

■鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー3000 / コスト4

■クリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、このクリーチャーを自分の手札から相手に見せ、山札の下に置いてもよい。そうしたら、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■鬼エンド:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する

 「いずれかのプレイヤーのシールドが0枚」という、相手も参照できる革命0トリガーといった能力・鬼エンドで発動できるカード達。自分が攻めている時にも使える、攻防一体の効果である点が差別化点です。その代わり、マナに火と闇の文明を揃えておく必要があります。

 《百鬼の邪王門》は4枚墓地肥やし+踏み倒し+バトルという詰め込みまくった性能で、一時は【4c邪王門】デッキの中核として環境を席巻。見かける頻度こそ減りましたが、踏み倒し先はカードプールの増加と共にまだまだ増え続けています。火・闇の強力な6コスト以下獣が出たらコイツを思い出しましょう。

 《アンヤク夜叉》の効果はパワー3000以下のクリーチャー破壊と、《百鬼の邪王門》に比べればかなり地味な印象。しかし侮るなかれ、各種メタをすり抜けるこの効果でメタクリーチャーを破壊し、他のカウンターカードに繋げる動きがあるのです。一度決まるとデッキから抜きたくなくなること請け合い。

《一王二命三眼槍》

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト5

■自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。
■スピードアタッカー 
■W・ブレイカー
■鬼エンド:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。

 相手のターンかつ火・闇マナが揃っていれば、山札の下に置くことでゲームの敗北を回避することができるカード。文字通り使用者に「二命」を与えるデザインです。美しい。ダイレクトアタックも回避できる点では《完全防御革命》の強化版とも言えます。

 その他のスペックも極めて優秀で、スピードアタッカー・W・ブレイカーに加えて鬼エンド時には山札下からの踏み倒しまで行います。1枚目の《一王二命三眼槍》で耐えて山札下に置く→2枚目以降で引っ張り出して一斉攻撃!の大逆襲が可能な、まさに逆転の申し子です。

《MMM-ジョーキング》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ・ドラゴン / レクスターズ / 文明 光/自然 / パワー6000 / コスト5

■相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1つもなく、自分のマナゾーンに光と自然のカードがあれば、このクリーチャーを手札から出してもよい。
■ブロッカー
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト4以下のクリーチャーを1体またはコスト4以下のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。

 こちらは光・自然マナがあれば踏み倒し可能に。防御面のスペックとしては単なるブロッカーとやや心もとないですが、5コストのジョーカーズ・ドラゴンであるため組み合わせ先が多岐に渡るのが最大のポイント。

 攻撃時に4コスト以下のクリーチャー・タマシードを踏み倒せる能力も付いており、デッキビルディング次第では《一王二命三眼槍》以上の切り返し性能を発揮してくれます。「ドラゴン娘」デッキなんかとも相性いいかも?

《悪夢神バロム・ナイトメア》

【 進化ドリーム・クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー12000 / コスト8

■クリーチャーが自分を攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分の《悪夢神バロム・ナイトメア》がなければ、このクリーチャーを手札から見せ、自分の山札の一番下のカードを墓地に置いてもよい。それが進化ではないデーモン・コマンドなら出し、これをその上に置く。
■進化 :デーモン・コマンド・クリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、デーモン・コマンドではないクリーチャーをすべて、持ち主の超次元ゾーンに置く。
■このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーはタップして出る。

 革命0トリガーと鬼エンドのあいのこのような条件で発動可能なドデカいカウンターカード。山札の下1枚を墓地に置き、それがデーモン・コマンドなら場に降臨。デーモン・コマンド以外を超次元へ一掃します。

 ミラーマッチ以外では概ね全体除去として機能する上、超次元ゾーンに置かれたカードの復帰はかなり困難。こちらはそのまま居残ってT・ブレイカーかつ相手をタップインさせる……と、これまた一気に形勢逆転を狙えます。

 主な活躍の場はアドバンスの【5cバロム】ですが、王道Wの展開を見るにさらなる勢力拡大もあり得るのかも……?相手のデッキにデーモン・コマンドが入っているようなら、警戒をお忘れなきよう。

特定条件を満たすとカウンター

 最後に紹介するのは、ずばり「その他」。これまで見てきたものはおおむね、相手の攻撃に対するカウンターでした。ここからは手札破壊やドロー、踏み倒しなどに反応する、より変幻自在な面々を紹介します。

 直接的に攻めるデッキ以外にも対応できるということもあり、現代デュエマで主流のカウンターといえばこちらな印象。それぞれの特徴を把握して、予期せぬトラップを潜り抜けられるようになりましょう!

手札破壊カウンター

【 ツインパクトカード 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火/自然 / パワー12000 / コスト9

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、または、相手のカードの効果によってこのクリーチャーを自分の手札から捨てた時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からドラゴンを1体出し、残りを好きな順序で山札の下に置く。
────────────呪文────────────
カード名:「爆流秘術、暴龍の大地!」
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、この呪文を、唱えた後、墓地に置くかわりに手札に加える。

 所謂「マッドネス」。手札から墓地に置かれたときに発動し、使い切りの効果を発動したりクリーチャーとして場に出たりするカード群です。

 相手のターン中限定だったり、相手の効果で捨てられた時限定だったり、いくつか発動条件のバリエーションがあるのも特徴。いろいろ特殊な《疾封怒闘 キューブリック》なんかは時にとんでもない挙動を見せることも……。

 強力な手札破壊を持つデッキが活躍している時、真っ先に対策として検討してよいカード達と言えるでしょう。

リベンジ・チャンス

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト5

リベンジ・チャンス-各ターンの終わりに、相手がそのターン、カードを3枚以上引いていた場合、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

 各カードごとに指定された条件を満たしていると、相手ターンの終わりにタダで召喚できる能力です。相手がクリーチャーを出している、相手がシールドを追加している……など、相手の強力な動きに「リベンジ」する、といったデザイン。

 なかでも時折注目を集めるのが《ベニジシ・スパイダー》で、相手が3枚以上ドローしていた場合に出てきて1マナ加速。しかも5コストのジャイアントで各種【ジャイアント】シナジーも噛み合うと、大幅ジャンプアップが狙えるカードになっています。

 どちらかと言えばマイナー寄りのカードも多いので、相手の意表を突くにはもってこいかもしれませんね。テキスト確認させたら勝ちみたいなところもあります(暴論)。

侵略ZERO

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者ZERO / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6

■W・ブレイカー
■侵略ZERO:相手のターンの終わりに、そのターン相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンに自分のD2フィールドがあれば、相手のパワーが一番大きいクリーチャーを1体破壊する。

 デュエマ屈指の強力ギミック・革命チェンジへ対抗する能力としてデザインされたのが侵略ZERO。読み方は「ゼロ」です。実は侵略部分は読まないんですね。相手のクリーチャーコスト踏み倒しに反応したタダ出しを行います。

 スペックとしては令和だと物悲しいものもあるのですが、《ZEROの侵略 ブラックアウト》《バサラ》などポテンシャルを秘めたものもちらほら。様々なデッキが踏み倒しを行う昨今、発動チャンス自体はかなり多めなのでそこを活かしたいですね。

マスターJトルネード/マスター必殺トルネード

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 水 / パワー10000 / コスト7

■マスターJトルネード:相手のターンの終わりに、このクリーチャーが自分の手札にあり、このターン中に自分の他の「マスターJトルネード」能力をまだ使っていなければ、自分のジョーカーズ・クリーチャーをコストの合計が10以上になるように好きな数選び、手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を3回する。
■自分のジョーカーズはブロックされない。

【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 水 / コスト4

■マスター必殺トルネード:相手のターンの終わりに、自分のコスト4以上のジョーカーズ・クリーチャーを1体、手札に戻してもよい。そうしたら、この呪文をコストを支払わずに唱える。
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■GR召喚する。

 自分の場のジョーカーズを手札に戻すことで相手ターンの終わりに発動する能力です。マスター必殺トルネードなら4コスト分、マスターJトルネードの場合は10コスト分戻す必要があります。

 下準備こそ必要ですが、カウンターでGR召喚が可能なのはかなりレアですので差別化はしやすいほう。特に《ジョリー・ザ・ジョルネード》はクリーチャーを一気に4体増やせますから、ハイパーエナジーやバラバラエティとの組み合わせも一考の余地あり。

《「ちくしょおおおおおおっー!!」》

【 呪文 】
文明 闇/火 / コスト6

■相手のターンの終わりに、そのターン自分のクリーチャーが破壊されていて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■相手のクリーチャーを1体破壊する。
■自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。

 「カード名は知っていても、能力は覚えていなかった」なんて方も多いのでは。マナに火・闇があり、相手のターン中に自分のクリーチャーが破壊されるとタダ撃ち出来る呪文です。

 効果としてはなかなか尖っていて、《デーモン・ハンド》に手札を全て捨てての3ドローが付いています。全て活かしきるなら、墓地を貯めこむことにメリットのあるデッキや手札破壊カウンターとの組み合わせで形にしたいところです。上手くデッキに出来た方、教えてください。

《幼夢妖精プロフェッサー・キャロット》

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 光/水/自然 / パワー5500 / コスト7

■相手のターンの終わりに、そのターン、自分のクリーチャーが4体以上離れていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、このターン中にバトルゾーンから、墓地またはマナゾーンに置かれた自分のカードを好きな数、手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、コストの合計が4以下になるようクリーチャーを好きな数、自分の手札から出す。

 自分のクリーチャーが4体以上離れていればタダ出しできる……と、要求値こそ高いですが効果はなかなかに強力。除去されたカードをまとめて回収しつつ、備えている踏み倒し能力で巻き返しを図ることが出来ます。

 とはいえ、やはり重すぎるカウンター条件がネック。クリーチャーが4体以上離れるためには、当然4体以上出しておくことが必須。そこまでできたら大抵勝っています。全体除去が流行る環境ならあるいは……?

《漲る混沌 ハッポウマントラ》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 光/闇 / パワー6500 / コスト5

■相手のターンの終わりに、自分のシノビが2つ以上あり、自分の《漲る混沌 ハッポウマントラ》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■自分のシノビがプレイヤーを攻撃する時、そのプレイヤーの手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■自分のシノビがクリーチャーを攻撃する時、このターン、その攻撃クリーチャーに「スレイヤー」を与え、そのクリーチャーはバトル中、破壊されない。

 執筆時点で最新のカウンターカード。シノビが2つ以上あればタダで登場し、味方シノビ全体に《至宝 オール・イエス》形式の手札破壊とスレイヤー、さらにバトル中破壊されない耐性をつけてくれます。

 先述のニンジャ・ストライクやニンジャ・チェンジで展開したクリーチャーからコイツに繋げ、反撃で手札と場を荒らしまくるのが令和のシノビ戦術。ストライクとチェンジが「盾」ならこのカードは「矛」、攻防一体の戦いぶりを見せつけてやりましょう。

《流星のガイアッシュ・カイザー》

【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / グリーン・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 水/自然 / パワー8000 / コスト6

■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。

 

現代デュエマカウンター三銃士を連れてきたよ!

現代デュエマカウンター三銃士!?

 三文芝居はさておき、デュエマのカウンター戦術を代表する1枚が《流星のガイアッシュ・カイザー》。相手のクリーチャー・呪文踏み倒しに反応して召喚でき、まずは2ドロー。

 パワー8000・W・ブレイカーのコマンド・ドラゴンとこれだけでも超優秀なのですが、恐るべきことに出たターンの攻撃封じとコスト10以上の召喚コスト軽減も備えております。可食部しかありません。

 色が合い、かつマナの伸びるデッキならまず投入を疑っていいレベルの汎用カードですので、十分注意が必要です。何気ないG・ゼロや革命チェンジが命取りになることも……。

《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》

【 ツインパクトカード 】
種族 スプリガン / ムートピア / 文明 水 / パワー12000 / コスト10

■相手のターンの終わりに、その相手のクリーチャーが自分より4体以上多く、自分の《ブルー・インパルス》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■T・ブレイカー
■スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)

────────────呪文────────────
カード名:「真実を見極めよ、ジョニー!」
文明:水
コスト:7マナ

■S・トリガー
■クリーチャーを3体まで選び、持ち主の手札に戻す。

 カウンター三銃士、二番手は「真実おじさん」ことこのカード。相手がこちらより4体以上多くクリーチャーを並べているとタダで出てくるT・ブレイカー。攻撃時にスマッシュ・バーストで下面を唱えられるツインパクトです。

 その下面の効果はというと、敵味方問わない3体までのバウンス。自身も対象に取れるため、アタックキャンセルしながらバトルゾーンを解体したり、果てはループに用いられることもあります。

 S・トリガーを持つため腐りづらく、また手札にだぶついてもマナに置きやすい単色なのも嬉しいポイント。大分お求めやすくなってきましたので、速攻デッキや大量展開戦略にお悩みの方は投入を検討してみては。

《真気楼と誠偽感の決断》

【 呪文 】
文明 光/水/闇 / コスト5

■相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。 こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。

 トリを飾るのは言わずと知れたこのカード。《真気楼と誠偽感の決断》です。5コストにしてドロー・踏み倒し・除去と何でもこなせるハイスペック呪文が、カウンターまで可能なのですから驚きです。

 その条件も「クリーチャーが3体以上出ていれば」というかーなり緩いもので、相手のクリーチャーのみならず自分のクリーチャーも合算してカウントすることが出来ます。ここまで紹介してきたカウンター獣を出せば、それもカウント可能!

 踏み倒し効果で《ヘブンズ・ゲート》や《逆転の影ガレック》と言った必殺級の面々を繰り出せることもあり、多面展開デッキに大きくクギを指しているカードであることは間違いありません。

 ……このカードの代用を求めて当記事を訪れた方には申し訳ないのですが、あまりにも唯一無二なスペック故に代用が効かないというのが正直なところです。手札破壊やプレイングで対策できるのは手札誘発カウンター共通の弱点ですので、知恵と工夫で乗り越えていきましょう。

まとめ

  •  S・トリガーだけじゃない!手札誘発も逆転のカギ!
  •  環境を見極めて「これぞ」の1枚を投入しよう!
  •  もちろん相手も使ってくるかも?警戒を怠るな!

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