【遊戯王OCG】2025年4月環境徹底解説!【環境考察】

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【遊戯王OCG】2025年4月環境徹底解説!【環境考察】

目次

こんにちは、たけっしーです。

2025年7月のリミットレギュレーションが発表され今期も終わりを迎えるということで、今回は2025年4月制限の環境の振り返りの記事となります!

今期は『日本選手権 日本一決定戦』が控えていたこともあり、それに向けて競技シーンが盛り上がったシーズンでした。

そんな4月制限環境を前半と後半に分けて解説します!

まずは4月の制限改訂から振り返っていきます👇

4月の制限改訂

まずは《アーティファクト・デスサイズ》《サモンリミッター》が禁止カードに指定され大きく話題となりました。

これら2枚は「引いたもん勝ち」と言っても良く、一方的な押し付けのゲームになるため禁止となったのは妥当でしょう。

最近の制限改訂ではこのようなイージーウィンカードに規制をかける傾向にあり、不健全なゲームを生み出すカードはかなり少なくなった印象ですね。

続いては制限カードですが、中でも《ソード・ライゼオル》《時空の七皇》の制限は前期の環境トップだった【ライゼオル】を大きく弱体化させており、今後の活躍はかなり厳しい状態となっています。

一方的で同じく前期の環境トップの一角であった【M∀LICE】にも制限が掛けられましたが、こちらは安定性が多少落ちるもののデッキの軸は保たれた状態であるため、今後も活躍見込めるような結果となっています。

しかし、【M∀LICE】の強みの1つである《ディメンション・アトラクター》が制限になったことから一方的なゲームを仕掛けにくくなってる点は課題となります。

制限緩和されたカードも多数ありますが、競技シーンにおいては特に影響は無いと言って良いでしょう。

4月制限環境 前半

環境の序盤は前期終盤に発売した『ジャスティス・ハンターズ』から環境入りした【ドラゴンテイル】【ヤミー】、前期のトップの一角である【M∀LICE】が繰り上がる形でそれぞれシェア数を伸ばす形となりました。

制限改訂によって大きくダメージを受けた【ライゼオル】は姿を消しましたが、新顔である【ドラゴンテイル】【ヤミー】はデッキの性質上【ライゼオル】に有利な要素を持ち合わせていることからどの道淘汰されていた可能性もあったと個人的には思います。

この3つのデッキの中でも【ドラゴンテイル】はずば抜けて分布が多く、「純型」「マギストス型」「融合採用型」「K9型」等構築の選択肢が多岐に渡ります。

一方で、【ドラゴンテイル】に対して有効札を多く採用できる【M∀LICE】が勢いを増して結果を残す印象を受けました。

【ドラゴンテイル】→【ヤミー】に有利

【M∀LICE】→【ドラゴンテイル】に有利

【ヤミー】→【M∀LICE】に有利

と相性がそれぞれあり、その日に踏んだ不利対面を覆して勝ち進んだデッキが優勝するといった結果が見られました。

汎用カードでは上記の3デッキに対して打ちどころを持つ《屋敷わらし》、【ドラゴンテイル】に有効な《応戦するG》、対面問わず確実な1〜2交換が可能な《ダイナレスラー・パンクラトプス》等が流行していました。

特に【ドラゴンテイル】は《灰流うらら》《屋敷わらし》、【ヤミー】が採用する《聖王の粉砕》によってメインギミックの妨害である《星辰の裂角》《星辰の吼炎》が相殺されてしまうことに加え、

《応戦するG》《次元障壁》といった明確なメタが存在するため、それらをどう乗り越えるかが課題だったように思います。

環境が進むにつれて注目されたのは【K9】ギミックを手札誘発としての性能です。

主に【ドラゴンテイル】に対するカウンターとして機能し、エクストラに枠を作りやすい【ドラゴンテイル】自身がミラーマッチでの有効札として採用が見られた他、

【ヤミー】がエクストラの自由枠を使って【K9】ギミックを取り込んだ構築も見られました。

『ジャスティス・ハンターズ』発売直後は【K9】は同期の【ドラゴンテイル】【ヤミー】に比べてあまり注目されておらず、《K9-17号イヅナ》の手札誘発としての性能以外は評価されにくかったものの、

研究が進むにつれて《K9-66a号ヨクル》によるレベル5のモンスターを出力するパワーや、ギミックの手札誘発に対するカウンター性能の高さが評価され、

【K9】のギミックを厚めに取り込んだデッキや、【K9】デッキそのものも徐々に結果を残したことで注目されつつありました。

環境が進む中で【ヤミー】は構築が定まってきており、サブギミックの【閃刀】に加えてメインから《三戦の号》を軸としたゲームプランが標準化していました。

エクストラには《燐廻の三弦猫》を組み込むことで《原始生命態ニビル》を受けても《虹光の宣告者》の着地を可能とし、展開が通れば相手ターンで2体目を並べることで制圧する展開が注目されました。

不利対面であった【ドラゴンテイル】にも対策と立ち回りが固まったことで克服し、総合的に相性を覆す結果となっています。

それぞれでメタは回ったものの、最終的に前半環境は【ドラゴンテイル】【ヤミー】【M∀LICE】の3強の構図は崩されることはありませんでした。

続いては環境の変わり目となる新弾『DUELIST ADVANCE』発売後の後半環境になります。

4月制限環境 後半

4/26(土)に発売された新弾『DUELIST ADVANCE』によって環境は大きく変化しました。

中でも【VS】【オノマト】【月光】の3テーマは競技シーンで活躍を見せています。

【VS】は《VSホーリー・スー》《Start for VS》の2枚の登場でデッキパワーが飛躍し、ギミック内にレベル5の繋がりを持つことから【K9】との相性に注目され、【VSK9】として瞬く間に環境トップの座に君臨することになります。

デッキが回った際のアドバンテージは凄まじく、質の高い妨害を5個以上構えることが出来る上に《VSホーリー・スー》《K9-17号イヅナ》といった特殊な手札誘発を武器に戦える点が魅力的です。

モンスターの手札誘発で対抗しようとすると【K9】ギミックに受けられてしまう上、最悪の場合《No.67パラダイスマッシャー》の着地を誘発してしまいターンスキップされてしまうため、多くのプレイヤーが対策に頭を悩ませていたでしょう。

これによって罠カードの手札誘発を多く採用できる【ヤミー】は一時的に《無限泡影》《聖王の粉砕》《列王詩篇》で初動を止めきるプランにシフトするのが目立つようになります。

続いて【オノマト】は【ライゼオル】の初動として組み込むことで展開力を底上げする形で活躍を見せています。

制限改訂によって大幅に弱体化し、競技シーンから一時的に姿を消した【ライゼオル】ですが、

現在は全盛期以上の展開力を持ち、《ヴェルズ・ウロボロス》を《蝕の双仔》で使い回すことでの2ハンデスや、カウンター罠の《エクシーズ・アンブレイカブル・バリア》を添えながら【ライゼオル】の最大値を構える展開系デッキとなっています。

環境トップとは言えない立ち位置ではありますが、後攻での突破性能も高く独自の強みを持つことから一定の使用者と入賞報告も見られています。

続いて【月光】は新弾での強化を受け、アイデンティティを確立したことで競技シーンでも活躍が見られる展開系デッキです。

エースカードである《月光獅子神舞姫》の着地=勝利というわかりやすい勝ち筋を持ち、多くの展開系の弱点であるドロー系を無視して展開できることが強みになります。

研究が進むにつれて、ライフを大幅に失う代わりに1枚から予備動作無しで《月光獅子神舞姫》を着地させる《多層融合》にも注目されるようになり、後攻での勝ち筋も明確なデッキとなりました。

こちらも【ライゼオル】同様、トップデッキでは無いものの一定の使用者と入賞報告が見られています。

メインギミックにレベル5の繋がりを持つデッキは【K9】のギミックを取り込むことで今環境での活躍が見られました。

トップには【VSK9】、そこにほぼ互角の【ヤミー】、次点で【M∀LICE】が続く形で環境が形成されるようになりました。

特に【M∀LICE】は環境が群雄割拠し始めたことでメタである《アーティファクト・ロンギヌス》の採用を切るプレイヤーが増えたことで追い風となり、週によって入賞報告が増えることから結果として「【M∀LICE】も軽視出来ない」という状態ではありますが、

トップの【VSK9】【ヤミー】に比べるとデッキパワーで押されていることもあり、【M∀LICE】自体のシェア率は減少傾向でした。

前半環境と大きく変化した点は以前トップシェアを誇っていた【ドラゴンテイル】が一気に数を減らした点です。

環境トップの【VSK9】にギミックで不利な要素を持つ点や、有利とされていた【ヤミー】からも対策が確立されたことから相性差を埋められており、元々メタに弱めな点も相まって以前よりも風当たりが強いのが要因でしょう。

流行したメタとして【VSK9】【ヤミー】どちらにも有効打になりうる《マルチャミー・プルリア》《皆既日蝕の書》

【VSK9】や展開系に対して1枚で抑えられる可能性も持つ《ドロール&ロックバード》の採用が多く見られました。

最も【VSK9】に対する《マルチャミー・プルリア》は最悪の場合【K9】ギミックから《No.67パラダイスマッシャー》で強引にゲームを決められてしまうのが難点であるため、それを阻止できるカードとセットで投入するのが望ましいと言えます。

この点【VSK9】では《VSホーリー・スー》《K9ー17号イヅナ》が解答になるため、「【VSK9】相手にフェアに戦えるのは【VSK9】」となりシェアが増える要因でしょう。

【ヤミー】【M∀LICE】といった種族と属性が統一されたデッキでは【VSK9】に対して拘束力が高い《群雄割拠》《御前試合》の採用も見られ、これらを採用できるデッキは今環境での優位性を持っていると言えます。

後半環境は【VSK9】【ヤミー】の2トップが中心の環境ではありましたが、他のデッキも一定の活躍が見られる結果となりました。

『日本選手権 日本一決定戦』では優勝〜ベスト4に【ヤミー】【VSK9】が2名ずつ勝ち残り、日本代表を勝ち取っていることからもこの2つは頭抜けたデッキだったと言えます。

続いては7月のリミットレギュレーションを見ていきましょう。

7月制限改訂

まずは禁止カードとなった2枚は競技シーンにおける影響は大きいでしょう。

環境トップの【VSK9】に対してドロー系での牽制は【K9】ギミックから《No.67パラダイスマッシャー》のターンスキップでゴリ押しされてしまう場面も見受けられたため、それを念頭に置いた対策が求められましたが、来シーズンからは多少メタが通りやすくなり対抗しやすくなるでしょう。

【M∀LICE】を初めとした展開系は《召命の神弓-アポロウーサ》を用いた妨害ケア・制圧手段を失うことになるため、特に《原始生命態ニビル》のケア方法は再度検討する必要があります。

続いて制限カードですが、魔法カードの使用を縛る《魔封じの芳香》が指定されており、一方的なゲームを生成する永続罠を減らす最近の傾向に沿った改訂となっています。

《流離のグリフォンライダー》《トロイメア・ゴブリン》は禁止からの制限緩和となります。

「マスターデュエル」では既に緩和されている2枚ですが、特に目立った活躍も無かったため現代ではパワーが許容範囲と言えるでしょう。

長らく活躍を見なかった【勇者】ギミックも《流離のグリフォンライダー》の緩和により今後は活躍が見られるかもしれません。

現環境では《アラメシアの儀》の制約に引っかからない【ヤミー】での採用が検討できるかと思います。

準制限カードは2枚とも制限緩和となります。

どちらもしばらくは競技シーンでの活躍は見られ無さそうですが、《マスク・チェンジ・セカンド》は先攻札として検討できる環境が今後来るかもしれません。

最後に制限緩和のカード達ですが、これまで準制限だったカード達を一気に緩和した形になります。

中でも《SRベイゴマックス》は汎用性の高い展開札で今後の活躍が期待できますし、《フュージョン・デステニー》の緩和は6/28(土)に発売された『タクティカルトライパック』での【HERO】の強化に伴った緩和になるため嬉しい改訂でしょう。

今回の制限改訂は一部の理不尽カードを排除しながら緩和による全体的な強化が主な内容で、環境自体にそこまで変化はありませんが個人的にはいい改訂だったと思います。

今回のまとめ

今回は2025年4月制限環境の徹底解説の記事でした。

今期は『日本選手権』もあり、競技シーンが盛り上がったシーズンだったと思います。

来期は環境自体は変わらないものの色んなデッキが活躍しやすい環境になると予想しています!

最後に告知になりますが、8/23(土)に関西で僕が開催する『Mogi杯』の3人チーム戦がありますので、是非遊びにきていただけたらと思います‼️

それでは👋

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