こんにちは、神結です。
GPの決勝、本当に熱かったですね。
ちなみに私が往年の【ヒャックメーカウンター】が大好きな人間なので、実は当連載のかなり最初期にこのデッキの紹介もしております。
ぜひ併せて楽しんでいただければと思います。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【アンダケイン墓地ソース】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
アンダケイン、堂々のデビュー「アンダケイン墓地ソース」
というわけで今回の名作デッキは、【アンダケイン墓地ソース】になります。
リストはこんな感じ。
登場したのは2020年春。
つまるところ、コロナ禍真っ只中ということで、大会等の実績があった訳ではありません。
しかし、この後の殿堂改訂で《腐敗勇騎ドルマークス》が制限となったり、後の《不敵怪人アンダケイン》の活躍を考えると、このデッキが非常に先進的だったことが窺えるかと思います。
このデッキは、いわゆる【墓地ソース】です。
実は前年の超天篇で《零龍》が登場したことで、墓地ソース自体が非常に大きな強化を手にしています。
これは19年度ランキングの最終盤のとあるCSでの一幕ですが、《「今も我らの願いはただひとつ」》→《暗黒鎧 ザロスト》→《復活の儀》→《暗黒鎧 ダースシスK》→《一なる部隊 イワシン》×2が絡んで、2ターンで《暴走龍 5000GT》が登場したとかなんとか。
そんなわけでシンプルに墓地を溜めて《百万超邪 クロスファイア》+《暴走龍 5000GT》といった大型を投げて殴る……といった墓地ソースも強かったのですが、十王篇に入るとここにとある1枚の新カードが登場します。
それが史上最強のデビルマスクの呼び声も高い《不敵怪人アンダケイン》です。

【 クリーチャー 】
種族 デビルマスク / 文明 闇 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■フシギバース [dd08](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、 [dd08] からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [dd01]より少なくならない)
デビルマスク最強は《怨念怪人ギャスカ》か《不敵怪人アンダケイン》かで論争はあるかもしれませんし、筆者としては《哀樹神官 グリッファ》もかなり好きなのですが、それはさておき。
《不敵怪人アンダケイン》は新能力フシギバースを所持しており、盤面のクリーチャーをマナに送ることで自身を墓地から召喚が可能という、いわゆる墓地から手数になるタイプのカードです。
更に自身の効果で4コスト以下のカードを蘇生できます。
これで蘇生するのが《腐敗勇騎ドルマークス》になります。

【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇・火 / パワー4000 / コスト4
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体と、自分のマナゾーンからカードを1枚選び、自分の墓地に置く。その後、相手はバトルゾーンにある自分自身のクリーチャー1体と、自分自身のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
除去をしながらランデスもできて、《暴走龍 5000GT》と相性がいい……というのはその通りではあるのですが、このデッキのスゴイところは最終的にロックを決めてしまえる点にあります。
用意するのは、盤面と墓地にそれぞれ《不敵怪人アンダケイン》と、墓地に《腐敗勇騎ドルマークス》。
まず《不敵怪人アンダケイン》を元手にしてフシギバースを行い、《腐敗勇騎ドルマークス》を蘇生。《腐敗勇騎ドルマークス》の効果で、自身を破壊し、いまマナに送った《不敵怪人アンダケイン》を墓地へ。
これで自分の盤面とマナは減らず、一方相手の盤面とマナを減らし続けることができます。これを1回するのに必要なのは、たった2マナ。これを連打しつづけることで、最終的に相手のマナを縛り付けることができます。
ちなみに、《不敵怪人アンダケイン》が1枚で《腐敗勇騎ドルマークス》が2枚でも、同じ動きは可能。ただし必要なマナの数が増えます。
最終的には《大魔王 ウラギリダムス》を建てて、先ほどのランデスを繰り返し、相手の山札切れを待つことができます。

【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー13000 / コスト13
■シンパシー:自分の墓地にあるクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または自分のターンのはじめに、クリーチャーを5体自分の墓地から選び、このクリーチャーの下に重ねてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体破壊する。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時または自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーの下に重ねたカードを5枚、好きな順序で自分の山札の一番下に置いてもよい。
もちろん、デッキの基盤部分を担っている"純正墓地ソース"的な要素を削っている訳ではないので、カードの見え方次第では《暴走龍 5000GT》や零龍卍誕を使って殴って倒すことも可能です。

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー12000 / コスト12
■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、サイキック・クリーチャーを全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。
■誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことができない。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
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そんな訳で基本的な動きはいわゆる墓地ソースではあるのですが、《戦略のD・H アツト》などを使用していた頃とは変化しており、《零龍》の登場によって一気に墓地を肥やしていく戦術も見受けられます。

【 零龍の儀 】
種族 マスター・ドラゴンZ / 文明 闇 / パワー00 / コスト00
MZ1 ■ゲーム開始時、このカードと、異なる4種類の零龍星雲を、リンクせずにバトルゾーンに置く。 ■ゲーム開始時、相手はもう1枚カードを引く。 ■零龍カードはバトルゾーンを離れない。 ■零龍卍誕:自分の4枚目の零龍星雲をこのカードとリンクした時、5枚全部を裏返して、1体のリンクしたクリーチャーにする。 MZ2 ■自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。 MZ3 ■カードを自分の墓地に置いた時、自分の墓地にカードが8枚以上あれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000 する。 MZ4 ■クリーチャーが破壊された時、このターン中、他に2体以上破壊されていたら、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。 MZ5 ■カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。 ────────────零龍──────────── ■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) ■このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。 ■このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れることはできず、すべてのバトルに勝つ。 ■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
《「アフロ行きま~す!!」》や《ホメホメ老句》といったルーターからスタートするのは変わりませんが、《一なる部隊 イワシン》を用いて《暗黒鎧 ザロスト》を探しにいくのが基本となるでしょうか。
《暗黒鎧 ザロスト》さえ墓地に置ければ、《復活の儀》で追加で2枚増やしつつ盤面にクリーチャーを置けるので、《暗黒鎧 ダースシスK》の種を用意することが可能です。

【 クリーチャー 】
種族 ダーク・ナイトメア / 文明 闇 / パワー3000 / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーは攻撃できない。
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールドをひとつ墓地に置いてもよい。
そうした場合、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。

【 クリーチャー 】
種族 ダーク・ナイトメア / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーの召喚コストを支払う時、かわりに自分のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札の上から1枚目を墓地に置き、自分の手札を1枚捨ててもよい。
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このクリーチャーと同じ名前のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
こうして墓地を作りつつ、零龍卍誕のカウンターを用意しながら先の《不敵怪人アンダケイン》ルートか《暴走龍 5000GT》ルートを目指していくことになるでしょう。
一度ランデスロックさえ決まれば《暗黒鎧 ザロスト》で楯を墓地に送り続けても構わないので、《大魔王 ウラギリダムス》の楯落ちも心配ないですね。
と、まぁかなり強力なデッキだったと思っておりますが、いかんせん時期が時期といいますか、よりによってコロナの初期というもっとも大会がなかった時期と活躍時期が被っているので、「恐らく強かっただろう」という話しかできないんですよね。
そして大会が復活する前に《腐敗勇騎ドルマークス》が殿堂してしまったことで【アンダケイン墓地ソース】自体は大きく弱体化を余儀なくされました。
しかし、《不敵怪人アンダケイン》というカードが堂々のデビューを果たして注目されたことで、この後に新たなデッキが誕生することになるのです。
↓ この画像はちょっと関連ありますね。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第191回は【アンダケイン墓地ソース】でした。
《不敵怪人アンダケイン》+《腐敗勇騎ドルマークス》というコンボはかなり面白いです。
当時は既に《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ》が存在しておりましたので、一定レベルで墓地リセットは当たります。
特に【4cデイヤー】などはお清めをすんなり採用することが出来たので、純正墓地ソース視点ではちょっと厄介な話だったでしょう。同じく墓地利用デッキに【カリヤドネ】もいましたので、墓地をメタる動機もありましたからね。
ただその中で《不敵怪人アンダケイン》については、墓地の枚数ではなく質を問うカードでした。
そんなわけである程度墓地メタが当たるのは仕方ないとしつつも、ルーターを複数持ちしていれば結構ゲームは続きます。この傾向が顕著になるのは、"この後"なんですが、対【カリヤドネ】も然り、墓地メタを撃つ側にもそれを何処で使うかの練度が求められるような時代だったなぁ、と思い返しております。
というわけで今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週お会いしましょう。
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